【スペイン巡礼路番外編②】アキコ・・・豆のおみやげを作ることにする
(番外編①はこちら)
私の2023年夏にフランス・パリからスペイン巡礼路「北の道」へ至る巡礼の旅では、私が「北の道」に入った日に、日本から二人の友人が来てくれました。これは拙著『~フランス・パリからスペイン「北の道」歩いて1300キロ~サンティアゴ・デ・コンポステラ 90日間おばちゃん巡礼記』1巻 3巻(AmazonKindle 発売中)でちょこちょこ出てくるカナコ・アキコの二人のことです。
旅のあとにあったできごとを対談形式でお届けしています。私が、この旅を電子書籍にしたように、アキコさんもまたオリジナル商品を世に放つことになりました。
それがこの「北海道バルナッツ」
第1回では、オリジナル商品を作りたくなったアキコの経歴をきいてきました。ここまで話は20分ほどなのに、食べ物の話が続くのでおいしいお酒を飲みたいきもちがマンマンの3人です。
ワタシ:自分のおみやげ菓子を作りたいと思い始めたのはいつからでしょうか。
アキコ:5年ぐらい前から2018年から北海道おみやげ研究所を始動したんだけど北海道のおみやげはスイーツが8~9割占めているという状態なんだよね。自分がおみやげで買おうとしても、なんかこう、しょっぱいお菓子って いうか、おつまみっぽいのあったらいいなと思ってて、自分が買いたいのを作ろうと。もらったら嬉しいとか、あげたいようなものっていうのもいいなと。
ワタシ:「他人の作りたい」のは実現してきたけど。お酒に合うお菓子、おみやげとかって、実はあんまり少ない?
アキコ:おつまみというか珍味的なものはある。 お酒に合うのってなるとチーズとか。おみやげとして代表的なものはないんだよね。ほとんどスイーツだから。(北菓楼の)「開拓おかき」、「じゃがポックル」はあるけど、お酒のおつまみっていうよりお菓子だよね、ポテチだから。
ワタシ:あー、なるほど。
アキコ:ないなと思って。こういうナッツのジャンルもあんまりないんだよね、売れ筋はね。
なぜこれにしたかっていうと、 沖縄で「オリオンビアナッツ」ってお土産買って、これいいなと思ったのよ。沖縄に行ったのはママ友と6~7年前かな。
ワタシ:「オリオンビアナッツ」っていうのがあるんだ。ピーナッツ?
アキコ:ピーナッツに薄く衣かけてスパイスまぶして。沖縄っぽい味付けのものをやってたんだよね。こんな感じのがとってもいいなと思って作ろうと始めたのよ。
ワタシ:あ、それがヒント。沖縄の豆を見て、じゃあ豆だってなったんだ。
アキコ:絞り込む候補の1つね。
何がいいかと、色々考えてる中の1つとして考えていた時に、豆のメーカーさんとの出会いもあって、これにしようと。味もほんとは「オリオンビアナッツ」みたいに1つの袋で3種類というようにしようと思ってたけど、1個ずつとびきりおいしい味をコストも考えて作るのにとてつもない時間かかる。それから、膨大にロット(最低製造数)ができちゃうのよ。スパイスパウダーを1単位買ったら製造ロットは何万トンみたいな話になっちゃったりする。
ワタシ:じゃあ、いくつかの豆の味の3つぐらいの味の候補の中から、お豆屋さんとスープカレーのマッチングがあって、この、だんだん絞り込まれてここに来た感じ、
アキコ:このメーカーさんの担当者が、スープカレーに詳しい方だったこともあって、熱を入れてやってくれて1番美味しかったの。やっぱりカレー味が。だからこれ1本でいこうと決めた。
ワタシ:スープカレーに決めるまでは、またあれこれ試したわけでしょ?
アキコ:そうなの。もうジンギスカンとか、いろんなことやってる。
ワタシ:もう捨てちゃって、もう外に言っていいアイディアだとどんなの?
アキコ:捨てないけど味噌ラーメンとか。いろいろやってスープカレーは、すごく美味しいのができたなと思って。あ、これだって。
ワタシ:じゃ、スープカレー味。カレーじゃなくてスープカレー味。ほかには。
アキコ:ホタテ味とか。それで、やっぱり スープカレー味ね。
自分のオリジナルの商品をスープカレー味の豆にしようと行きついたアキコ。
第3回は「クマからハーブティ」まで。包装を決めるまでの日々。
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