見出し画像

姫ものがたり語り・巻1 -書いた徳川まつりの小説を紹介する-

aikoは人生な徳川まつりPのtamakiです。PNはおきあたまきです。

GWくらいからずっと自分の、徳川まつり関連の小説紹介noteを書きたい…と思っていたんでようやく着手しようと思います。
小説読んでほしい~というか(読んでほしいんだけども)私は徳川まつりの小説を書いております~…これこれこういうものを…ということを、どこか目に見える形でわかる場所を作っておくのも、なんだかだ必要かな~と思ったのです。小説のポートフォリオみたいな……そういうのあるんか知らんけど…。

ここから何か興味を持って読んでいただければ、そして徳川まつりについて興味を持ってもらえれば、それだけで作家冥利、まつりP冥利に尽きます。
あくまで紹介なので一つのnoteにつき二、三作くらいにしたいと思ってます。ちなみに本業は、一年の大半を費やして書いているのは越境恋愛小説なのですが、それもそのうち紹介する予定です。


ひまわり畑に消えるひと

さよなら、夏の日

掲載日:2022年2月6日
文字数:16784字
読了目安時間:35分(Pixivより)

「花とアイドル」というテーマで、ひまわりと白いワンピースで撮影することになった徳川まつり。しかしプロデューサーは、まつりが“消えてしまう”ように見えることをどうしてか恐れていて……。
車中で話すまつりと百万P。まつりは、自分がいつか消えてしまう“美しい終わり”を望むか、百万Pに不安を話し…。

「ひまわり畑に消えるひと」あらすじ

ミリクロリバーンでピュアワンピース支援のために書いたはずが、まつり消失話になっていた話。前半と後半で話が違いますというか、後半は前半の種明かしです。まつり視点三人称です。
まつりと百万P(連作の創作劇場P・固有名あり既婚子持ち男性P)のおはなしでもあります。というかそっちがメイン。ちなみに作中で出てくる「ひまわり畑の曲」はaikoの「ある日のひまわり」という曲です。

よく徳川まつりを語る時に、まつりって何でも出来るじゃ~ん? Pなんて必要ないんじゃん? って話が、ホンットによく出るんですけど、そんなことは全然なくて、まつりの夢を叶えるために、認めるために、それが好きだよって、そう勇気づけるために、まつりの背中を押すために、まつりをまつりとして成り立たせるために、絶対にプロデューサーは必要なんだよ、という、そういうお話です。

「これから先も、まつりにここにいて欲しいって、思ってるよ」
 うそ。うそつき。
 そんな風に、どこまでもどこまでも詰りたくもなる。彼がもっとまつりの向こう側を出せる人だったのなら、まつりはきっと激高して泣きながらそう叫んで、胸をどんどん叩いて嘘つき、とその胸の中で炎のような涙を流すだろう。私の絶望がどれほど深いか知らないで、よくそんなことを言えるなと、何にも知らないくせにと、お前なんかに何がわかると、そう、荒ぶることだろう。
 だけどきっとこの男は世界の果てへでもついてくる。
 まつりの時の川の流れを、決して止めようとしてくれない。
 ずっと手を伸ばし続ける。ずっと隣にあり続ける。ずっと背中を、押し続ける。
(こんなにも)
 こんなにも何の気なしに、あなたは私に意味を与えてくれる。
 私の世界を、虚から実に変えて、在らせてくれるでしょう?
(私一人じゃ、決して成り立たせられないものを)

おきあたまき「ひまわり畑に消えるひと」より

裏話じゃないですけど……。
よくまつり卒業話とか引退話とか、マジで徳川まつり界隈ではよく見かけるんですけど……私はそういうの全っ然理解出来なくて……。

あっのさ~~~~!!!?!? それ考えること自体が徳川まつりの否定になっとるんやが~~~!?!? っていう想いが、実は背景にあります。
まつりは頑張ってさー!アイドルやって夢を叶えてるんにさー!ファンが否定するようなこと思うんか~い!みたいな。
だからホンマに毎回そういうの見る度、腹立つんですね。言わないけど(ここで言ってるやんか)まつり怪力ネタと並んで、地雷かもしんないです。

だから作中のまつりも、本気でどこまでもアイドルでいようと、そういう覚悟でアイドルやってるのに、ちょっと投げやりになって「みんな私がいなくなることを理想として望んどるんやったらおーおーわかったわい消えちゃるわいそれで満足じゃろ」とか思ってるんですね(こんな風には思ってない)(脚色です)この話はそういう私の気持ちを、ちょっと入れさせてもらいました。

(私がそうしたいかどうかは……ともかくとして、ね)
 出来ることなら、消えることはしたくなかった。確かに、アイドルという存在はいつか引退と言う終わりを迎えるものだとはぼんやり想定しているし、卒業と言った形で舞台から去っていくことはもはや、卒業と言う言葉が示す通りに、アイドルと言う職業に内包されている必須の儀式にすら思えていた。
 だから皆、終わることを見据えている。終わると思って、アイドル達を消費している。
 終わるのだ。いつか。
 終わらないでほしいな、なんて、歌っているのに。
 終わらせないといけないのだ。
 Show must go onだなんて、嘯いていながら。

おきあたまき「ひまわり畑に消えるひと」より

ちなみに作者の私は、かつて推していたアイドルが本当に突然卒業を宣言して、その三日後とかくらいに卒業ライブをして、ガチでポカーン…てなったことがあるので、アイドル全く知らないとか、卒業や引退を経験したことないとか、そういうのはないよ、ということを一応書いておきます。好きなバンドやユニット、アイドルグループの解散・活動休止も経験したことあります。伊達に30年以上生きてない。
その子の卒業で確実にそのグループとは疎遠になっちゃったなあ、ということも感じてます。
ちなみにまつりと同じくメンカラが緑の子でした。


徳川さんのいるところ

今日もどこかで蝶が飛ぶ

掲載日:2021年5月18日
文字数:49824字
読了目安時間:1時間43分(Pixivより)

家族に反発して転校した、一族のはみ出し者・A。学園のお姫様・徳川まつりの秘密をひょんなことから知ってしまい、やがて放課後の短い時間を共に過ごすことになる。しかし、自分を蔑ろにするようなまつりの後ろ向きな発言に、Aは激高してしまい……。
これは、高校時代のまつりと、きっとファン第一号の、モブ女子Aとの友情の物語。

「徳川さんのいるところ」あらすじ

個人的に2021年の代表作にしている一作です。
ほんっとうにとても素晴らしいめちゃくちゃすごい同人小説を読んで創作魂に火が点いてしまったので、いてもたってもいられず一気呵成に書き上げたものです。元々は2020年の秋頃に考えた話でその時はプロットだけ書いて置いといたものでした。でもキャプションにある通りずっと書きたかった話です。しかしそのわりには設定とかあんまり上手く詰めれずに、ただ勢いで書いたものでもあります。
でも執筆すんごい楽しかった~!ほっんとに小説書くの大好きだな楽しいな最高だなって思った話でもあります。

私の徳川まつりの創作世界のことは、越境恋愛の方が連作短編の形を取ってるので、ざっくり「連作世界線」って呼んでるんですけど、創作要素をこれでもか、とてんこ盛りにしております。元々創作畑の作家だったのもありますので。
そしてまつり単独の話では、高校時代のお話なんかをよく書いてます。
これもあらすじからわかる通り、まつりの高校時代話、過去話ですね。「今と昔で髪型が違う女」がどうしようもなく性癖なので、高校生まつりはロングヘアーです。学園の設定などもめちゃくちゃオリジナルです。私の創作だ好きにやらせろ。

この話は……Pixivのキャプションにある通りですね。
「まつりはとても素敵な、頑張っている女の子で、素晴らしいアイドルだと言うことが少しでも伝わったら幸いです」
これに尽きます。そういうことを描いたお話だと思ってます。
まつりは普通の女の子だけど、でも普通じゃないんだなあ、すごい子なんだなあ、アイドルなんだなあ、ということを感じていただければいいかなと。
文体は主人公であるモブ女子A視点の一人称です。

時間が経ってるので、他に何を書けばいいのかわからないので(ええ…)めちゃくちゃ好きなところを二つ引用します。ここまで読んでくれたら幸いです。

「みんなの……世界中のみんなの、お姫様に……」
 声が、笑顔が、動きの一つ一つが、ほんの少しだけ希望をくれたし、ほんの少しだけ元気にしてくれる。明日は今日より、もうちょっとましな日になるんじゃないかって、そう思える。色々あるけど、もうちょっとだけ頑張って、生きてみようかなって気になれる。
 そういう人のことを、何て言うんだろう。
「トップアイドルになってね!」
 そういう人のことを、そう言うんだろう。

おきあたまき「徳川さんのいるところ」より

 生きていくのは確かに辛いこともしんどいこともあるけど、だけど生き続けていれば、この世界には、夢も希望も、奇跡も魔法も、輝く未来も──とにかく、いろんな楽しいことが、面白いことがめいっぱい沢山あるってことを、まだまだ捨てたもんじゃないってことを、徳川さんならきっと、いっぱいの人達に伝えてくれるはずだ。
 そして元気にしてくれる。あたし達に生きるための魔法をかけてくれる。そう信じてる。
 だってあたしがそうだったもの。徳川さんに出逢えたんだから。
 ここで徳川さんに沢山の魔法を、かけてもらったんだ。

おきあたまき「徳川さんのいるところ」より

これを抜き出してて思い出したんですけど、当時放送されていた朝ドラこと連続テレビ小説「おちょやん」の影響をものすごく受けた作品でもありました。↑に抜き出したのなんてまんま最終週前後の影響を受けに受けまくってるなあ…と感じた。おちょ好きな人ならわかる。筆者が朝ドラのおたくなのでこれはしょうがないですね。直近の作品もカムカムとモネの影響を受けまくっているからな……。

あと最後のくだりの文とかも、うわ~すごい好きだな~!って思ってるんで少しでも響くものがあれば幸いです。


おわり(最近はSSツイートもやってる話)

言うほど紹介できませんでしたが(というか無駄文が多い)思い入れがある二作だったので大目に見てくれると幸いです。

あとTwitterの方でL版SSメーカーを使ったSS投稿を地味にやってます。小説練習のような、まつり練習のような。最近モーメント作ったのでこちらでいろいろ見ていってもらえるとこれまた嬉しいです。Twitter歴13年にして初めて作ったモーメントです✌

連作世界線と同じのもあればそうでないのもある。ほとんどが関係ないです。読み切り多め。甘口から辛口まで。ファンタジーからそうでないのまでとにかくいろいろ。ただPドルは倫理的に嫌いなので絶対にやりません。そこはご了承ください。
出来るだけ徳川まつりじゃないと書けない話にしようと思ってるんですけどムズカシイ…と感じてます。

巻1とあるように、次がいつになるかわからないけど紹介は続きます。ちまちま書いていきます。
作品はぜんぶPixivに載せてあるので、覗いていってくださると幸いです。いろいろいっぱいあります~。ぜひぜひ、よろしくお願いします。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?