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おかげさま 諸法無我

多くの方にとっては、「今さら?」と思われるだろうが、昨年後半よりKindle版で本を読む事を学習して、現在までマイブームとなっている。

Kindle版という物を知ったのは、遠い昔の事で、何年前であったかも、思い出す事はできない。
ウワッと流行り出した頃に、一度手を出してみた事があるが、何となくシックリとこなかったため、そこから昨年まで紙で本は読んでいた。

たまたま何かのwebや動画で、いかにデジタル書籍が素晴らしいか、活用の仕方などを知り、再チャレンジをして現在に至る。

気軽に読み始めた僧侶の方が書いた禅を絡めた本だったと記憶しているのだが、(過去読書を振り返ってみたが直ぐに見つけ出せずギブアップ)その本の中で、ありとあらゆる物は『かかわり』の中でで成り立っており、関係性の中に存在していると書いてあった。これつまり『おかげさま』であり、この事を仏教の言葉で『諸法無我』というそうだ。

なるほど、とまず思い、その後、嫌な関わりを思い出し、でも…となった。嫌な関わりに対しておかげさまとは、到底思えない。
おかげさまには感謝の意味があると思っているので、物凄い抵抗がある。

ただ、作者曰く、嫌なことあったとしても、それを経て今の自分であり、嫌なことから何かを学習したりしての今の自分がある。だからおかげさまであると言っていた。

自分にはどうしても許せない出来事が今現在2つある。どちらも10年近く前に起こったことではあるが、今だに思い出して見てみても腹わたが煮える思いが込み上げてくるし、自分の馬鹿さ加減や悔しさを思い出し涙が出てくる。

いつかはこれらのことも『おかげさま』と思える日が来るにだろうか。自分が心地よく生きていくためにも、過去を振り返ってあんな事があったけど、今思えば笑い話だと思ったり、あれが有ったからこそ今の自分があると思えるよう、日々精進に向け努力中である。


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