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人間関係がうまくいかないのはなぜ? それって人に依存する「共依存」が原因かも

恋人、夫婦、親子、友人などあらゆる人間関係がうまくいかないときは、じつは人に依存する「共依存」の状態かもしれません。

人間関係がうまくいかなくなる、共依存の行動は、判断の基準が「他人」にあるときですが、一見すると「それって普通じゃない?」と考えられていることも多く、存外気付きにくいものです。

この記事でどういった行動が人に依存している「共依存」で、人間関係がうまくいかない原因を探ってみましょう。



はじめに自己紹介をかねて、私のことを少し。


プロフィール
年齢:40s
家族構成:パチンコ依存の夫(現在回復中、借金500万円あり)、行動力がありすぎる長男、自己肯定感の高い次男の4人家族
趣味:マンガ・スーパー銭湯・猫・コスパ
性格:真面目・コツコツ・ときどきサボリ
仕事:印刷・出版・広告系、ブロガー
依存歴:40年でやっと克服(親子共依存、友人依存、仕事依存、夫依存)
現在の生活:好きな仕事をし、夫や子どもを見守りつつ、預金額と睨めっこ。子どもの教育に全力投球(依存連鎖を止める、自己肯定感を上げる、教育資金を貯める)。


私は、親子共依存→友人共依存→夫婦共依存を経験し、生きづらい人生を送ってきましたが、夫がパチンコ依存症になった経緯で自分の「共依存」の問題にぶち当たりました。▶▶▶詳しいプロフィールはこちらから


依存・共依存から抜け出すのに克服法を実践し、今は楽に生きられています。夫とは離婚せず今も仲良く(まれにケンカも)暮らせています。


この経験を生かして、今悩んでいる方のヒントになればと思ってこの記事を書いています。どうぞよろしくお願いいたします。





人間関係がうまくいかない人の特徴的な行動

お互いに同じ気持ち、または共通の何かを持っていなければ、人間関係はうまくいきません。良好な場合は対等な関係性を築けていますが、良好でない場合は関係性のバランスが崩れていることが多いのです。

たとえば、自分の気持ちとはウラハラに自己犠牲を払っても行動していたり、相手に必要とされたい、相手からの評価を高めようと頑張りすぎてしまったり……。

人間関係がうまくいかない人の行動や思考にはどのような特徴があるのか、関係性別に具体的にチェックしていきましょう。



※〇個以上は確実に共依存です、というわけではありませんが、一つも当てはまらない人と、だいたい当てはまるという人、二極化するのではないでしょうか?

※付き合いたてのカップルと友人ということで、家庭の外として一括りにしてみました。付き合いが長いカップルは夫婦の方でチェックしてみてもいいかもしれません。




友人・カップル共依存チェック

☑相手の役に立ちたいと強く思っている
☑相手に頼られたい、感謝されたいと強く思っている
☑相手の問題に首をツッコみたがる
☑付き合う相手で態度が異なる
☑メールや LINE の返信が遅いと嫌われていると思う
☑相手を優先し NO と言えない
☑相手を束縛する
☑相手が何をしているのか気になってしまう


え???

頼られたいって普通だよね?
ゴシップや不幸話は興味あるよね?
八方美人も多いよね?
返信が遅いのも、気に触ること送ったかなと、思うよ?
NOって言えないのふつうじゃない?
束縛も好きなら当然では?


「当たり前のようなことがじつは人に依存する行動だった…」これが共依存に気付きにくい特徴なのです。わかりやすく、自立している人と比較してみましょう。


自立している人の行動・思考の特徴

・頼る頼らないは、TPO次第
・感謝しない人とは付き合わない
・誰にでも態度は変えない、ただ対応順を変える
・人の問題は人、基本は見守り、ヘルプが出れば助ける
・人の時間を取らないのがメールというツール、返信は一般的であればOK
・あるべく合わせるが、NOとも言う。NOと言ったら代案も出す
・束縛はしない


いかがでしょうか? 冒頭でも少し書きましたが、人の顔色伺って…のように、共依存は判断の基準が「相手」という特徴があるのです。




夫婦共依存チェック

家族内でモラハラや依存症など何か問題を抱えている場合は、友人・恋人チェックに以下の行動も加わります


☑いつも口うるさい
☑あれをしろこれをしろとコントロールする
☑かいがいしすぎるほどに世話を焼き
☑夫から離れられず、犠牲者として悲劇のヒロインを演じる
☑性格の問題として、本当の問題を否認している
☑ふだんはよそよそしく、問題が起きれば感情が爆発する
☑ふだんは妻が支配的、問題が起きれば夫が支配的


このような行動を取り続けると、一方が世話を焼き、もう一方は甘える状態になります。問題を直視する機会を失い、相手の自立を妨げてしまいます。

相手がダメになっていくことで自分の存在価値を見出しますが、世話を焼いても、どんなに言っても、ヒロインを演じても、感情が爆発しても、支配しても心は満たされません。

「愛情ではなく執着」と言えるのが、夫婦間共依存だと思います。






親子共依存チェック

子どもが自立しようとしているときに、親が支配的になり足を引っ張るのが親子共依存の特徴と言えます。

☑過干渉・過干渉
☑自己犠牲
☑必要以上に親が問題解決に出張る
☑お互いを必要以上に頼る
☑大人になっても経済的援助が必要以上にある


愛情をもち、応援したい、支えたいという感情ではなく、


「自分の存在価値を見出したい」
「孤独から逃れたい」

という思いの方が強いのではと思われます。





人間関係がうまくいかない原因

幼少期から親から受けた影響で心に傷を負ったまま成人したAC(アダルトチルドレン)だと、高い確率で大人になっても何かに依存するといえます。

※AC=アダル・トチルドレン。幼少期に親との関係で負った何らかのトラウマを解消しきれず成人した人のこと。


親の影響で無意識に陥る、第一次共依存

幼少期に親から過干渉・甘やかし・ネグレクト・貧困・自己犠牲などを受け(やる方の親を「毒親」、受ける子どもを「AC」と呼ぶことが多い)、


その結果、

・自己犠牲がクセに
・傷つくことを極端に恐れる
・挫折に弱い
・子どもが自己主張をするのが苦手に
・精神的にも経済的にも自立できない
・自分の意見を言えず、他人の意見に合わせる
・空気を読まずに笑わせる

などの特徴が見られるようになります。


一次共依存の子どもたちの共通点は、自分ではなく、親や家の空気を気にして行動しているということです。

「嫌だ」と思っているのに、親の庇護がなければ生きていけないので、コミュニケーションが苦手になってしまうのです。



大人になって人に依存すれば、第二次共依存

結婚などのあとに、世話焼き・コントロールをするのが特徴的です。

生活を一にするときは当然の行いなので、無意識で本人は気付きにくいのが辛いことろですが、自分の気持ちに気付いて動けるかが人間関係を円滑にする鍵となりそうです。





人間関係がうまくいかないまとめ

人間関係がうなくいかない人の行動には「世話焼き」「自己犠牲」が多く、他人の評価と自分の評価を混同している場合が多くあります。

そして、人間関係がうまくいかない原因は、「AC」 であることが一因として可能性がありました。


しかし、対策もちゃんとあります。


人間関係をうまくいくようにするには「自分の気持ちに耳を傾けること」ことが重要です。


嫌だと思いながら世話を焼くことはありません。


自分の気持ちを押し込める必要もありません。


もっと自分を大事にしていいんです。


もっと楽に、生きやすくなってみましょう。



▶▶▶共依存克服法はこちらから


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