おばあちゃんがやってる小さなコンビニで、お手洗いかりられませんかと聞いたら。
今日は夜勤前に好きなコーヒーを飲みに行った。
コーヒー仲間のお友達と、行きたいねと話していたコーヒー屋さん。
誰もが知っていることだが、コーヒーには利尿作用がある。そして、腸の運動を促す作用もある。
コーヒーを飲むときはそれを踏まえた上でお手洗いを済ませてから行くのだが、今日のお店は想像を超えた美味しさに、これも飲んでみたい!!となり、結局一人3杯飲むことに、、、
もうだいたい想像がつくかもしれない。
そう。
急激にトイレへ行きたいゲージがたまってしまったのだ。
近くに小さな公園があったが、公衆トイレはない。
コーヒー屋さんも小さなお店なので、無い。
初めは我慢していたのだが、とても我慢ができなくなってきて、とうとう腸の動きまで活発になってきた。
私の体からバナナがもう生まれる寸前というところ。
、、、、もうダメだ!!!
と、先程お水を購入した小さなコンビニに走った。
おばあちゃんがやっている小さなコンビニなので、かりられるようなお手洗いが無いと思われることは想像がついた。けど、いちかばちか、聞いてみよう!と。
「すみません、、、かりられるお手洗いって無いですよね...?」
と控えめに聞くと、なんの躊躇いもなく
「あ、おばあちゃんが使ってるトイレ貸してあげるからおいで!こっち入っておいで!」
と言って奥へ通してくれた。
倉庫のような空間を通って締まりきらない鉄の扉の前で
「ごめんね、靴だけ脱いでもらえる?」
と言われ私は
『外だけど、靴を脱いで入るトイレ???どういうことだ?』
と思いながら靴を脱いでその鉄の扉を開けると
そこは、明らかにおばあちゃんの住まいとなっている場所だった。
おばあちゃんのおうちだ。
「家のトイレでごめんね。」
と。
もう、感謝しても仕切れないほど救われた思いだった。
見ず知らずの人間をこんなふうになんの躊躇いもなく通してくれて、お手洗いを貸してくれたのだ。
私は締まり切らない鉄の扉を再び開けて、おばあちゃんに何度もお礼を行ってお店をあとにした。
コンビニでお手洗いかりられませんかと尋ねたら、そこには私に人のあたたかみを感じさせてくれる出逢いがあった。
美味しいコーヒーを飲んで癒される時間を過ごし、おばあちゃんとのおもわぬ出逢いに心温まる時間を過ごさせていただきました。
おばあちゃん、本当に、本当に、ありがとうございました(T ^ T)
お身体気をつけて、元気でいてくださいと願って、私はその地を後にした。
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