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デビット・ボウイの人生を変えた100冊


彼が重度のコカイン中毒に陥っていた頃、撮影された映画「地球に落ちてきた男」の撮影のため、(「Station To Station」の頃ですね)むかったロケ地ニューメキシコに来た彼は、特別なトランクに詰めた400冊(一説には1500冊)の本(当時の彼の関心事のオカルト中心だった)を持ち込んだそうで、彼の作品の多くは、文学、絵画、彫刻、映画などに影響を受けたり、インスピレーションを得ていたことは、よく知られていますが、この本は、日本でも開催された彼の回顧展「David Bowie Is」で公開された彼が生涯で読んだ何千冊の中から、影響が大きいと考えられた100冊の本のリストが元になってます。
 僕も彼を通して、知った本が色々ありますが、「なるほど」と思ったものも「こんな安易な引用でいいの?」もあり、その軽さ(軽やかさ)が彼のわかりやすい魅力とも言えます。
例えばこの本の中の三島由紀夫「午後の曳航」のところでは、
“「ヒーロ―ズ」のレコーディング中に暮らしていたベルリンのアパートで、ボウイは自ら描いた三島由紀夫の肖像の下で寝ていた。~ボウイは三島の戦闘的なマチスモの何にそれほど惹かれたのだろうか?ひょっとすると、明らかにそれがパフォーマンスだったという点かもしてない”
下記がこの本で取り上げられたリスト下記です。
「時計じかけのオレンジ」アントニイ・バージェス
「異邦人」アルベール・カミュ
「Awopbopaloobop Alobamboom」ニック・コーン
「神曲 地獄篇」ダンテ・アンギエーリ
「オスカー・ワオの短く凄まじい人生」ジュノ・ディアス
「午後の曳航」三島由紀夫
「Selcted Poems」フランク・オハラ
「アメリカの陰謀とヘンリー・キッシンジャー」クリストファー・ヒッチェンズ
「ロリータ」ウラジミール・ナボコフ
「Money」マーティン・エイミス
「アウトサイダー」コリン・ウィルソン
「ボバリー夫人」ギュスターブ・フローベール
「イリアス」ホメロス
「西洋美術解読事典」ジェームス・ホール
「ハーツォグ」ソール・ベロー
「荒地」T・S・エリオット
「A Confederacy of Dunces」ジョン・ケネディ・トゥール
「ミステリー・トレイン」グリルー・マーカス
「The Beano」
「嫌いなものは嫌い」フラン・レボウィッツ
「David Bomberg」リチャード・コーク
「ベルリン アレクサンダー広場」アルフレード・デーブリーン
「青ひげの城にて」ジョージ・スタイナー
「チャタレー夫人の恋人」D・H・ロレンス
「Octobriana and Russian Underground」ペトル・サデツキー
「マルドロールの歌」ロートレアモン伯爵
「サイレンス」ジョン・ケージ
「一九八四年」ジョージ・オーウェル
「魔の聖堂」ピーター・アクロイド
「次は火だ」ジェームズ・ボールドウィン
「夜ごとのサーカス」アンジェラ・カーター
「高等魔術の教理と祭儀」エリファス・レビィ
「荊の城」サラ・ウォーターズ
「死の床に横たわりて」ウィリアム・フォークナー
「いかさま師ノリス」クリストファー・イシャウッド
「オン・ザ・ロード」ジャック・ケルアック
「ザノーニ」エドワード・ブルワー=リットン
「鯨の腹のなかで」ジョージ・オーウェル
「夜の都会」ジョン・レチー
「フランシス・ベイコン・インタビュー」デイビッド・シルベスター
「グレート・ギャツビー」F・スコット・フィッツジェラルド
「フロベールの鸚鵡」ジュリアン・バーンズ
「イングランド紀行」J・B・プリーストリー
「Billy Liar」キース・ウォーターハウス
「A Grave for a Dolphin」アルベルト・デンティ・ピラーニョ
「Raw」
「The Age of American Unreason」スーザン・ジャコビー
「ブラック・ボーイ」リチャード・ライト
「Viz」
「ストリート」アン・ペトリー
「山猫」ジュゼッペ・トマージ・ディ・ランペドゥーサ
「ホワイト・ノイズ」ドン・デリーロ
「心眼を得る」ダグラス・ハーディング
「Kafka was the Rage」アナトール・ブロイヤード
「The Life and times of Little Richard」チャールズ・ホワイト
「ワンダー・ボーイズ」マイケル・シェイボン
「真昼の暗黒」アーサー・ケストラー
「ミス・ブロウディの青春」ミュリエル・スパーク
「年上の女」ジョン・ブレイン
「ナグ・ハマディ写本」エレーヌ・ペイゲルズ
「冷血」トルーマン・カポーティ
「A People's Tragedy」オーランド・ファイジズ
「終わりなき暗闇」ルパート・トムソン
「Nowhere to Run」ジェリー・ハーシー
「Beyond the Brillo Box」アーサー・ダントー
「マクティーグ」フランク・ノリス
「巨匠とマルガリータ」ミハイル・ブルガーコフ
「白い黒人」ネラ・ラーセン
「ブルックリン最終出口」ヒューバート・セルビー・ジュニア
「ストレンジ・ワールド Part 3」フランク・エドワーズ
「いなごの日」ナサニエル・ウェスト
「Tadanori Yokoo」横尾忠則
「Teenage」ジョン・サベージ
「Infants of the Spring」ウォレス・サーマン
「橋」ハート・クレイン
「明るい夜 暗い昼」エブゲーニヤ・ギンズブルグ
「tales of Beatnik Glory」エド・サンダース
「北緯四十二度線」ジョン・ドス・パトス
「スウィート・ソウル・ミュージック」ピーター・グラルニック
「ソングライン」ブルース・チャトウィン
「性のペルソナ」カミール・バーニア
「The American Way of death」ジェシカ・ミットフォード
「洪水の前」オットー・フリードリク
「Private Eye」
「引き裂かれた自己」R・D・レイン
「かくれた説得者」バンス・パッカード
「卑しい肉体」イーブリン・ウォー
「民衆のアメリカ史」ハワード・ジン
「Blast」ウィンダム・ルイス
「ベッドのなかで」イアン・マキューアン
「All the Emperor's Horses」デイビッド・キッド
「Writers at Work」マルカム・カウリー
「クリスタ・Tの追想」クリスタ・ボルフ
「コースト・オブ・ユートピア」トム・ストッパード
「Earhly Powers」アントニイ・バージェス
「バードアーティスト」ハワード・ノーマン
「Puckoon」スパイク・ミリガン
「The Sound of the City」チャーリー・ジレット
「ウィルソン氏の驚異の陳列室」ローレンス・ウェシュラ

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