【韓国仕事探し日記①】なぜ韓国で仕事を探すことになったのか?
この記事は韓国で仕事をしてお金を稼げるまでの歩みを日記形式で綴るものです。
ここ数年、日本のGDPや平均年収が韓国に抜かれたと話題になっています。
しかし、韓国は依然として就職難です。
4年制大学を卒業してもすぐに就職できない人もたくさんいます。
新卒採用制度がない韓国では入社志望者のスペックや実務経験者を好む傾向があり、大卒だけの肩書では就職が難しいのが現状です。
そのような鬼厳しい就職市場に一人挑戦し悪戦苦闘する記録を残そうと思います。
まず、私の簡単な経歴から紹介します。
日本で立教大学を卒業後、韓国の成均館大学・大学院に進学しました。
大学では映像と中国思想の道教・儒教を勉強し、大学院では韓国の儒教と植民地時代を専攻していました。
大学院卒業後は日本の企業に就職し、半導体エンジニア兼、通訳・翻訳士として働いたのち、韓国の映像関連の企業に転職。
ざっくりと紹介してしまいましたけど、私の経歴については今後記事にして詳しく書くつもりです。
さて今回は私が「なぜ韓国で仕事探しをすることになったのか」について綴ろうかと思います。
1.会社の経営難により退職
私が勤めていた会社は韓国に本社を置いていますが、世界各国に拠点がある企業でした。
しかし収益の大部分を海外に依存していたこともあり、海外拠点の経営が悪くなると、本社にも影響がでるという危ない経営体制でした。
私が働き始めてちょうど1年ほどたったころです。
経営陣から希望退職者を募る通知が出されました。
実は私が入社して数か月後から海外からの利益率が低下ぎみにあるという話を耳にしながらも、一時的なものだし、すぐ立て直せるのではないかと楽観視していました。
ただ月日が経つにつれ、経営難が社員の労働環境やお給料にも影響し始めました。
そしてついに社員に退職者を募らなければいけないほどに会社の財政がひっ迫してしまいました。
日本から韓国へそうとうな覚悟をもって転職し、やっとの思いでやりたい仕事につけたと思ったのですが、現実は厳しいものでした。
希望退職者がでなかった場合、私の立場上、契約社員として働くことが決まっていました。
でも、前職の仕事が私の天職だと思っていましたし、契約社員で働き続けても本望と考えていました。
ただ、仕事よりも大切な存在のために、希望退職という形で退職しました。
2.韓国人との結婚を機に地方都市に移住
実は私、6年ほどお付き合いしている韓国人の方がいまして、今年の7月に結婚式を挙げました。
結婚する前の私たちはずっと遠距離恋愛をしていました。
私は韓国の京畿道というところに住んでおり、彼女は大田という地方都市に住んでいました。
ソウルを東京に例えると京畿道は位置的に埼玉や神奈川に該当します。
大田は韓国の5番目に大きな都市で名古屋的なポジションにあります。
彼女に会いにいくためにはバスで2時間以上かかります。
一時期は日本にいたため、会えない期間が長く続いていた時期もありました。
結婚を前提にお付き合いをしていたのにも関わらず、遠距離恋愛が長く続いていたのです。
いつしか一緒に暮らしながら、他愛もない生活を送りたかったんです。
おかげ様で今は新婚生活を送れています。
仕事はしていないので、家事全般は私の役割です。
でも、普段日常ではあまりできなかった晩飯作りや洗濯・掃除など家庭奉仕ができて充実した毎日を送っています。
ただ、早く仕事が見つかればいいのですが、、、
3.韓国で新しい挑戦がしたい
今、住んでいる大田という都市は人口が多い場所ではありますが、他の都市と比べて公務員が多い場所です。
政府機関や公共機関、公企業が主な勤め先で、他はサービス業の会社があります。
平地で土地も広いのですが、工場はあまりありません。
外国人労働者というと工場勤めがイメージしやすいですが、ソウルや京畿道と比べると外国人はあまり見かけません。
そんな大田で現在、職を探しているのですが、なかなか苦戦しています。
前職では映像の撮影や編集などを主にしていましたが、大田には映像制作会社があまりありません。
今後韓国で生活するためには、前職の経験にこだわらず、新しいキャリアを見つけなければいけないかもしれません。
逆に動画編集や翻訳を受注して在宅フリーランスで生き残るか、、、
自分のやりたいこと、できることを日々考えてキャリア設計をしています。
現実は厳しいことだらけですが、何事にも積極的に挑戦したい、そう思う毎日です。
次回の記事では、韓国大田でどのように就職活動をしているのかを紹介します。
ここまで読んでいただいてありがとうございます。
また足を運んでいただけたら幸いです。
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