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【韓国仕事探し日記②】韓国でどのように就活をしているのか?

前回の記事では私がなぜ韓国で仕事探しをすることになったのか、その理由について綴りました。

前回の記事が気になる方はご覧ください↓

今回は「韓国仕事探し日記②」ということで、私が韓国のソウルではなく、地方都市大田でどのように就活をしているのかを綴ろうかと思います。

また、具体的な就活の方法だけではなく、私個人がどのような心持ちで就活をしているのかを少し紹介できたらと思います。

この記事は私個人の日記でもありますが、韓国で仕事をしてみたい人にとって少しでも参考になれたらと思います。


韓国の就職・転職サイトで求人を探すが…

無職になってまず実行したことは韓国の就職・転職サイトで求人情報を探すことでした。

無職になる前、仕事をしていた頃に転職先を見つけておくべきでした。

ですが前職では急に「希望退職者」の応募があったため、仕事に従事しながら職を見つけることができませんでした。

幸いに「会社都合の退職」となったため、外国人の私でも休職手当を受給することができました。

韓国には感謝しかありません。

ひとまずセーフティーネットを確保した上で、「ジョブコリア」や「サラミン」といった就職・転職サイトにアクセス、求人検索をしてみました。

結果、私の住んでいる大田に日本人雇用をしている会社は一社もありませんでした。

日本人を含め外国人を雇ってくれる会社はほとんどソウルに一点集中していることがわかりました。

最初は「大田は地方都市だし、日本人求人がないのは当たり前か」と思っていました。

「日本人求人」に拘らず、「日本語を使う求人」も視野に入れながら根気強く就職先を探していました。

ですがちょうど1ヶ月が経っても求人が見つからない…

*(韓国で仕事をしてみたい人はソウルに住むことをお勧めします。←韓国の地方で就活している私の教訓です)

休職手当を受給している間、お金には困らない生活が送れても、受給期間は6ヶ月という期間が決まっている。

「仕事が見つからないのではないか」、「嫁のスネをかじって生活するひもになってしまうのではないか」、徐々に不安と恐怖が押し寄せてきました。

毎日パソコンのディスプレイと睨み合いながら刻々と時間は過ぎていきます。

私一人ではどうすることもできないと悟り、私は韓国の雇用センター を訪問してみました。

雇用センターに訪問したが…

雇用センターは日本のハローワーク と同じく、仕事を探している人に求人情報を提供したり、仕事を斡旋してくれたりするところ。

また私のように会社都合で職を失った人に対して休職手当を支給してくれる場所です。

仕事相談として雇用センターを訪れた私は、職業相談の担当の方に相談を持ちかけました。

相談内容は以下の通りです。
・大田で日本人を雇ってくれる会社はあるか?
・大田で日本語を使って仕事ができる会社はあるか?
・大田で外国人を雇ってくれる会社はあるか?

私の相談を聞いてくださった方は非常に親切に対応してくださいましたが、終始難色を示しながら、「大田だけに拘らず、希望勤務地を広げて探してみた方がいい」とアドバイスをしていただきました。

やはり私が予想した通り、「大田には日本と関係がある会社がほとんどなく、日本人や日本語を使える人を雇ってくれるような雇用口は少ない」とのことでした。

また大田で働く外国人は日本で言う外国人技能実習生と同じように、韓国人があまりやりたがらない仕事に従事している方がほとんどで、あなたのように「韓国の大学院を卒業して、一度企業に正社員で雇用された外国人を雇おうとする雇用主はいない」と言われてしまいました。

相談員のアドバイスは一般的に間違った話ではない。

外国で日本人が働くことはそもそも難しいこと。

いい意味で大田での就職活動が厳しいという現実を知ることができました。

ただ、諦めてしまったらそこで試合終了です。

現実を受け入れて諦めず、根気強く職探しの旅を続けるしかなさそうです。

リモートワークの正社員雇用口を発見!

韓国の就職活動を始めて2ヶ月が経った頃の話です。

「ジョブコリア」や「サラミン」に加え、他の就職サイトもチェックしながら継続して仕事を探してみました。

*韓国の就職・転職サイトは次回以降の記事でまとめて公開する予定です。

私の希望条件を100%満たしているとは言えませんが、非常に私にマッチした求人を見つけることができました。

正社員雇用であり職種はマーケター、そして勤務地はソウルですが、基本的にリモートワークで仕事を進める求人でした。

早速、履歴書・職務経歴書・自己紹介書を作成し提出。

約1週間後に結果がわかりまして、無事書類審査は合格し、面接の機会をいただきました。

無職になってから2ヶ月目にして仕事に復帰することができる期待感と、面接で失敗しないかの不安でいっぱいだった私でした。

しかし面接する以前に重要なことが発覚しました。

ビザの問題です。

韓国で仕事したい人にとって一番の難関ともいえるビザの問題。

通常、外国人が韓国の会社で働くためには就業ビザが必要です。

私の場合、配偶者が韓国人であるため結婚移民ビザに該当しており、韓国の企業から合格をいただければ、韓国人と変わらない条件で働くことができます。

しかし面接前の私のビザは「就業ビザ→結婚移民ビザ」への審査期間中で、結婚移民ビザが正式に発給されている状態ではありませんでした。

応募書類には「結婚移民ビザへ審査中」と記入しておきましたが、それを見た採用担当者から「いつ結婚移民ビザが発給されるのか」と問い合わせが来ました。

私はその場では回答することができず、ビザの手続きを行った出入国管理事務所に直接訪問し、問い合わせしてみました。

すると、「早くて3ヶ月、遅くて4ヶ月の期間がかかる」との回答を受けました。

何でそんな期間がかかるのか…

私はこれまで学生ビザや就業ビザを申請した経験がありますが、早くて2週間、遅くても1ヶ月の期間がかかりました。

担当してくれた方曰く、在留資格の変更はもともと審査期間が長引くとのこと。

ビザの発給が遅くなる旨を会社に正直に報告してみました。

すると、先方から「4大保険加入の関係でビザが発給されてない方の雇用は難しい」と言われてしまい、面接すら受け付けてくれませんでした。

正直、面接を一度受けてみてから判断してほしかったと憤りの気持ちでいっぱいでした。

ビザがない状況で韓国で働くのは不可能なことです。

雇用側の立場を考えれば、ビザなしの外国人を働かせて報酬を支払わないのは人道的にいけないことだし、報酬を支払えば税金を納めなければいけない。

ですが税金を納めるにはビザが必要。

働きたくても働けない四方八方塞がれてしまった感じがしました。

韓国で働くには、まだ耐え忍ぶ時間が長く続きそうです。


次回、ビザが発行されるまでの期間、どのように過ごしているのかを綴ろうと思います。

最後まで読んでくださった皆様、ありがとうございました。

'note'では在韓日本人Shunkiが韓国生活に関することを紹介していきます。

主なテーマとしては韓国留学・韓国就職・研究生活などを綴っています。

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