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北海道③ 知床とキムンカムイ

2日目。
6:30起床。
たまたびのモーニングルーティーンを紹介します。誰にも求められてませんが(笑)

①眠気覚ましに温泉に入る。
 旅行中はついつい話に花が咲き、夜寝るのが遅くなって朝グズグズしてしまいますよね。目が覚めたら、二度寝しちゃう前に気合を入れて、お風呂に行くのがオススメです。

②体の営みを助けるEMXGOLDにお湯を加えていただく。
 白湯も手伝って胃腸を温めてくれます。この瞬間、身体にお水がしみわたるのをよく感じます。感謝。
  ※旅行用に便利な10mlパウチをいつもSaoriが持ってきてくれます。

③持参したコーヒーを淹れ、おめざをいただきながら、本日の日程についての作戦会議。
 おめざは、旅先道の駅で購入した果物だったり、持参した焼き菓子だったり。この日はたまひろ作のバナナブレッド。
 コーヒー豆は珈琲きゃろっとをオススメします。色々試してますが、やっぱりここのコーヒーが格別です。

【旅館で朝ごはんを食べる場合は、朝活のお散歩先でおめざをいただいてから、朝ごはんまでに部屋に戻ります。】

④準備をしながら、その日の道中用のコーヒーを淹れる。
 行先に必ず素敵なカフェがあるとは限らないので、水筒は必ず持参してます。たま旅は冒険旅行。疲れた時、道に迷ったり不安になった時に温かい飲み物があるとホッとできます。大げさなようですが、精神からも身体からもアプローチすることがベストな判断を可能にします。

⑤この日は時間があったので窓に向かって軽く呼吸法と瞑想をしました。
 頭も身体も精神も静かになってスッキリ!よい一日になりそうな気がします。
 整った状態で一日を始めるのと、バタバタっとして出かけるのとは感覚が全然違います!忙しい朝に毎日は難しいかもしれませんが、できる時は深呼吸5分だけでもいいので試してみてください。

部屋からの眺め


パノラマ風呂

8:10。
さて、昨夜の段階では、時間があればフレぺの滝へと考えていましたが、
知床五湖ネイチャーウォークの開始時間が近づいていたので、直行します。

不思議なもので、”はい、ここからが世界自然遺産ですよ!”と人間界と自然界のパワーというか優先順位の差的なものがはっきりと感じられました。

いきなり、道にエゾ鹿ギャング発見!
時間がないので通り過ぎましたが、めちゃめちゃデカい!

世界自然遺産知床五湖ネイチャーウォークは、熊の生息地につき自然保護と安全対策の為、レクチャーを受けて散策可能な地上遊歩道と高架木道との2つのエリアに分かれています。

私達は全周3kmの地上遊歩道を行くことにして、15分間のレクチャーを受けました。
・熊の嗅覚は優れているので、水以外の食べ物を持ちこまない。
・熊に遭遇しないよう、熊鈴や音を立てる。「オイッオイッ!」と声をかける。
・遭遇してしまったら、熊を刺激せずに、ゆっくりと距離を取る。
・襲われそうになったら、地面に伏せる。などなど。

その中で一番念を押されたことは、
熊を見かけたら、どんなに遠くにいたとしても、必ず散策を直ちに止めて、パークサービスセンターに戻ること。

離れていたから大丈夫だよね。ではなく、必ずすれ違う人皆に伝えて、全ての人が散策を直ちに中断してサービスセンターに戻ること。

これを聞くまでは、熊に遭遇はしたくないけど、見れたら嬉しいなと思っていましたが、見たら楽しい散策は直ちに終了。

お願いだから出てこないで、熊さん。

私たちの他には、北川景子似の女の子と、三代目ジェイソウルブラザーズにいそうな男の子のカップルが1組。それから定年後ハイキングを楽しみにしているようなご夫婦と2人を案内するガイド。だけでした。

散策前に入り口で、生態系に外来種を入れないように靴についた泥をブラシではらいます。

9:15
トレッキングスタート!
道は歩きやすくて、久しぶりのトレッキング!気持ちがいぃ~!

あまり音が鳴らないので買い替えようと思っていた熊ベルも、
何故かこの日は珍しく調子が良く、いつもより大きい音でチリンチリーンとよく鳴り響いており、さすが熊の生息地。やる気満々やな~と笑っておりました。


ひとつ目の湖、5湖が見えてきました。

9:30
続けて4湖へ歩き出した途端、前を歩いていた例の北川景子が手をあげて歩きながら戻ってきました。

まっ、まさか。。。。

えぇ。そのまさか。
開始わずか15分。
1つ目の湖を見たところで、熊が出ました。

話を聞くと、2人で話しながら歩いていたところ、
進行方向でガサガサっと音がしたので目を向けると、
目の前に熊がいたそうな。

まず、お二人ともケガがなく、ご無事だったので何より!
私達が熊を目撃していたら、びっくりして大声が出てしまい危険な事態になっていたかもしれないかと思うと、冷静に対処できたお二人で良かった!
開始すぐに中断になり残念だったけど、15分だけでも歩けたことが嬉しかった!
そして、熊ベルよ!君が活躍してくれたのかどうかはわからないが、ありがとう。これからも宜しく!

高架木道の一部は開放されていましたが、予定変更。
10:30
パークから車で10分ほどの知床自然センターにある、BARISTART COFFFEEで予想を遥かに超えた激うまのラテとチョコチップスコーンをテイクアウトして、羅臼岳へと向かいました。

めっちゃいい道~!
羅臼岳も姿を現しました。

とここで、何やら交通渋滞??
と思って停車したら車の影から黒いかたまりが。。。

えっつ!!我が目を疑う。
熊やん。
まさにフリーズです。
止まるしかない。

でもそのうち、熊が動くのを待つより通り越したらいいんじゃないのかという考えがよぎったその瞬間!
※写真はSaoriにお願いしました。

前の車を追い越そうとして威嚇される黒い車。その隙に走り去る先頭の車。

体はそこまで大きくないのに、腕からみなぎるパワーがえげつなく、
筋肉隆々!

前の車がすたこらさっさと走り去る中、
熊にロックオンされてさらにびびる私。

向かってこられたらどうしよう。
バックした方がいいのかな。
と困っていたら、山側に登って草を食べ始めたので一安心。

そして熊が出たあたりから、どんどんとあたりが霞がかってきました。

約5分で羅臼岳前の展望ポイントについた頃には真っ白で、冷たい風がびゅんびゅんと吹き荒れています。

極寒のビューポイント

車を降りると、まさかのまさか。
先程、国立公園で熊に遭遇した三代目景子カップルじゃないですか!

短時間に2度も野生の熊さんと遭遇するなんて、熊づいてる。

さて、キムンカムイは私達に何を教えようとしてくれているのだろうか。。。。

つづく




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