学童で働くこととなりました
ご存じの方も多いとは思いますが、私は、1ヶ月前に保育園栄養士を辞め、新しい職につくこととなりました。それが
学童の指導員
本当は、辞めた後1、2ヶ月くらい保障もらってニート生活でもしようかな、と思っていたのですが…。
なんだか、いろんな偶然が重なり、何だかんだできっとこれが私の運命なんだろうな、と感じたので就職することに決めました。
さて。そんな感じで4月に学童に就職して早くも1ヶ月と半分が過ぎようとしています。そんな中で、私が思ったことなんかをつらつら書いていこうかなと。
先日、辻村深月先生の小説である【かがみの孤城】を読みました。不登校の少女こころが突然招待(?)されたかがみの孤城と呼ばれる場所で、『なんでも願いの叶う部屋とその鍵』を探していく。ざっくりとそんなストーリーでした。
この本を読んで思ったのは、子供にとっての『居場所』がとても大切なものだということでした。
私は、この仕事についてから、常に常に考えています。
ここは、子供たちにとってどんな場所にするのが良いのだろう
学童は、両親が共働きの子供たちが、学校帰りに滞在する場所です。学校とも、保育園、幼稚園とも違う特殊な居場所です。
母からも、運営からもよく言われるのが『第2の家』という言葉。
求められているのが『家庭』なら、どんな対応をしていくのが望ましいのだろう?ただ、学校の宿題をやって、友達と遊ぶ空間なのだろうか?
そんなことを考える日々です。
正直、子供たちにとっては長くともたった6年の家です。短い子だと3年くらい。私は、指導員としてどんなことをしてあげられるだろう。
日々楽しく仕事をしていますが、そんなもやもやは頭から離れませんね。
実は、今私のいる学童は存続の危機に瀕しています。児童数は来ない子を含め10人。実際の登所人数は多くて7人。今年1年はなんとか運営できますが、来年からは分かりません。そんな状況です。
運営ブログも宣伝の一貫として細々と更新しています。なんだかんだで、毎日面白い行動をしてくれるので更新していくのは楽しい(笑)
良い方向に動いてくれるのを願います。
そして、個人的に悩ましいのはおやつ。
学童では、毎日おやつを出しています。昔は市販のお菓子だったのですが、今は予算の影響で手作りとなっています。
運営からは『そんなに無理しないで、お菓子とか出しても良いよ』とはいわれているのですが、そこは(管理栄養士の方の)私のプライドが許さない。(とはいっても、時と場合によっては普通に出します(笑))
と、意気込んでいたのですが。
これが地味にメンタルにくる(笑)
と、いうのも。
食べない。。。
勿論、子供によっても、レシピによっても変わるのですが、手作りよりも市販のお菓子に喜ばれるし、下手したら『いらなーい』と言われる始末。。
今まで働いていた保育園では、厨房で作った料理は保育士さんが取りに来て、食べている様子はほとんど見られませんでした。それで、食缶はほぼ空で帰ってきます。なので、こんなにダイレクトに感想を言われる現場に立ったことないんですよね。
保育士さん、上手に食べさせていたんだなあ…。。。
と、同時に、毎日ご飯を作っているママさんパパさんに頭が上がりません。
私も、大して料理上手なわけではありません(え)
不器用さが祟って、なかなか綺麗に作れないんですよね…。。。
それに、実はなんにでも野菜類を放り込みたがります。そして、子供たちははじめて見る料理を食べたがりません。
キャベツと豚肉を入れたオープンオムレツ作ったら嫌がられました。
それでも、私のなかでなるべく貫きたい思いがあって。それが、【なるべくおかずに近いもの、いろんな栄養がとれるもの】
と、いうのも、ご両親共に働いているご家庭のため、子供によっては食べる時間帯が20:00過ぎになってしまったり、なかなかちゃんとお料理を出せないご家庭もあるのかな、と考えたからです。
もし、食べれなかったり嫌いなものがあったりしても食べることは強制しません。これも、思ってることの1つ。
ぶっちゃけ、おやつのオムレツ程度食べられなくても生きるのに全く問題はないと思っています。給食もしっかりと食べているでしょうし、作り手が変わったら食べられる等々あると思います。
ただ、私が作った料理で、その料理や食材自体が嫌いになってしまう。というのは避けたい。
と、こんな感じで働いております。
まだまだ未熟ですし、ぶっちゃけ教育、保育に関わったことも薄いので、叱ったりすることも苦手なんです。それに、『危ないライン』『怒らなきゃいけないライン』を見分けるのが下手くそで、基本的には『とりあえずなんでもやってみようぜ!』『OKOK!そんなもんでしょ!』って感覚なんです。木登りもOK。
その辺りは、一緒に仕事をしてくださっている元高校教師の先生に色々教えてもらいます。
まだまだ未熟で、正直私が正規指導員でいいのか不安でしかないです。これからも、恐らく四苦八苦しながら地道にやっていくのかなーなんて思っております。
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