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忘れないうちに 2024.4.17

※今日の日記は家族のことをネガティブに書いてしまっているので、読むのが嫌な方は避けてくださいませ🙇‍♀️

今日は仕事の開始を遅らせて、朝、祖母を入院させるために病院に行きました。
入院させるって嫌な表現だと思うのですが、正直そうでしかないのです。
わたしの祖母は認知症でして、10年近く介護をしていた母が今年に入って限界を訴え、福祉やら医療やら色々な力を借りて今回検査入院という形で病院に送り込んだ経緯です。
ようやく、という感じでした。
わたしはずーっと前からこうしないともうもたないと、母の様子を見て、その母の一番の依存先である自分の将来を考えて思っていました。

大変だったのは祖母の記憶の衰えによる様々な手間ではなくて、被害妄想とか突発的な怒りとか恨み辛み、そこに混ざる元々の娘への嘲笑癖と依存性の高さの方で。
ヘルパーもデイホームも嫌がって、24時間ずっと身内がお世話すればいい、家族がいるのに他人に頼むのは恥ずかしいと常日頃から言っていました。
わたしは以前は、祖母の面倒をみる母を助けてあげることが自分の1つの大きな使命なんだなと思っていたのですが、色々な考えや環境の変化があって自分を可愛がることを優先し始め、援助が少なくなった母は身内のみの介護を諦めました。
自分を正当化しているだけかもしれませんが、わたしはこれでよかったと思っています。祖母も母も、母も私も、共依存していた頃はしんどかった。

祖母は、自分が入院するということがよくわかってなくて。
朝はすんなり一緒に病院に向かったのに、いざ入院の直前になったら「ねえ、わたし混乱してるんだけど。わたしだけここにいなきゃいけないの?(母の名前)は帰るんでしょ」と絶望感をあらわにして、なんか胸が詰まりましたね。
でも、可愛い看護師さんに宥められ、入院の棟の方に連れて行かれて、後から看護師長さんに聞いたところ「部屋に入られたら特に驚いた様子もありませんでした。きっとすぐ慣れますよ」とのこと。
わたしはそれを聞いて、あ、この入院中に祖母は私の存在を忘れるだろうなと感覚的に思い、少し自分がショックを受けていることに呆然としました。
わたしは祖母のことが小さい頃から好きではなくて、もう綺麗な気持ちはずいぶん前から向けられないでいるのに、相手の世界から自分が消えることにショックを受けるのは傲慢じゃないですか。
でも、母の方がきっとその報告に衝撃を受けたはずだから、口に出すのはやめました。

2時間もたたない手続きの中で本当に色々なことを考えさせられたんですけど、
1人置き去りにされて理不尽さに涙ぐんでいる祖母も、看護師さんの質問に端的に答えず今までどれだけ大変だったかをずっと話し続ける母も、
間違いなくわたしの未来のどこかにあらわれる姿で。
結婚するとか子どもを産むとか認知症になるとかそういうの関係なく、たぶんこういう風に(なんでこんな目に)と思いながら自分の老いや立場を抱えるときがくるなと。
わたし、それを乗り越えられる自信が正直ないんです。

明るさのかけらもない日記だけど、今日感じたこれらのこと。忘れないうちに書いておきたかった。

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