大きな挫折経験がない
先日1番(というか今のところ唯一)入社したかった会社の役員面接があり、最後に面接官にこう言われた。
「何かに立ち向かい乗り越えた経験が少なくみえる。うちでやっていくにはその経験から得られた強いバネがないと無理だろう。」
役員面接にたどり着くまで順調に選考通ってたし、なんとなく結構いけるんじゃないかと正直思っていたから、この言葉には驚いた。
でもそこで、
「いや、全然こちとら乗り越えてきた過去たくさんあるんだが!?」
とか言い返せばよかったものの、
確かに他の誰も経験しないレベルの困難乗り越えた記憶ないし、
もっと頑張ってきた人たくさんいるし、
わたし、全然足りてないや。
と腑に落ちてしまった。
「確かにそうですね。大きな挫折は今までなかったかもしれないです。」
としか言えなかった。
ちなみに余談だが、しかもここで悪い癖がでてしまった。
真剣な話をし出すと涙が出てしまうという癖。
(ほんとこれ最悪なんだよな)
全く泣きたくないのに涙ぐみながらぽろぽろと面接官に話していて、控えめに言って惨めだったし
面接官も困っていただろうな、、(その節はすみません)
そんなことはよくて、とにかく面接を終えてから自分の過去についていろいろ思い返していた。
本当になんの挫折経験もなかったっけ?
そんなことない。
家が燃えたとか、死にかけたとか
そのレベルの困難はなかったけど、
それでもたくさん苦労したし、
今もそれを乗り越えて頑張って生きてるな?
そしてぐるぐる考えていたらあることに気づいた。
その面接官とわたし、
挫折に対する捉え方が違うんじゃないか。
たぶん、わたしは挫折を挫折だと思っていないのだ。
困難があったらいつも、
まあしょうがないや、こっからやるしかないな
と割り切って前に進んでいたし、
頑張っていれば何とかなる気がすると思って、
実際に頑張ったあと気付かぬうちに実は乗り越えていた、みたいな乗り越え方してるんだと思う。(語彙力)
だから、挫折を乗り越えたぞ!という自覚があまりなくて面接の時もちゃんと言えなかったんだ、と気づいた。
自分はすごく頑張ってここまで生きてきました!
というオーラがある人はすごく素敵だし
エネルギッシュだし芯の強さを感じる。
でもわたしはきっと違う。
むしろヘラヘラして見えるし、苦労とか困難とか今までなかったわ〜みたいに見えるタイプ。(知らんけど)
だからこそ、その面接官には伝わらなかったと思うし、まあそれはそれでしょうがない。
就活ってほんとにご縁なんだな、と実感した。
まだ人生の経験値が足りてなくて
今後もっと大きい挫折経験をするときがくるのかもしれない。
その時もきっと持ち前のポジティブシンキングで
上手く乗り越えられそうな気がする。(知らんけど)
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