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サッカーからもらったもの

サッカーと出逢って17年。

僕の蹴球人生において、得たものを記したいと思います。
このnoteを見てくれる人たちにもそうだけど、自分の振り返る場としての意味も込めて。

1.失敗・挑戦・成長

『サッカーはミスのスポーツである』

サッカーは不確定性が高いスポーツであり、脳から一番遠い場所にある足で球体を操ると考えただけで、ミスが起こることはなんとなく想像がつくかなと思います。

サッカーは、他の球技スポーツに比べて規則がシンプルですが、対戦相手の戦術や個々の選手の特徴、位置関係、心理的側面からコントロール不可能な天候といった、様々な要因が関係するスポーツで、そのなかで瞬時に判断を下さなければなりません。

目まぐるしく状況が変化する中で、ベストな判断をするのは簡単ではないし、それが出来るのが top, top player だと思います。

そして、top, top player は『修正力』が高いです。

なぜ失敗したのか、その要因を把握する力、そこからの修正力は天晴れです。


人は失敗から学ぶと言いますが、その失敗を本当に意味のあるものに出来るのか、もしくは出来たのかは、その人次第。

というのも失敗と向き合うことって本当に辛いことで、
出来ることなら早く忘れたいし、なんならしたくない。


ただ、僕はサッカーから失敗は成長のチャンスなんだと教えてもらいました。
そして、失敗を恐れずにチャレンジすることが何よりも大事。

最初は腰の引けた臆病者でした。
失敗したくない。
怖い。

そこから勇気を出して一歩踏み出し、成功体験から得た感覚をもとに、失敗は成長のチャンスだと心の底から言えます。

もう怖くない。

俺ならやれると、強気で。

失敗を恐れたり、失敗を指摘されるのが嫌だと感じると、チャレンジをする機会が減るし、成功する確率の高い打席ばかりに立ち、安定に成功を掴むだけになります。

結果的に打率は高くなるから気持ちいいかもしれないし、監督、コーチは評価してくれるかもしれない、

だけどそれはおもしろくない。

そこに成長はない。


これは自分がサッカーからもらったものだから、他の人に共通するかは分からないけど、何事も成長できる絶好の場だと捉え、思い切ってチャレンジすることはとても大事だと感じています。

ただ失敗することが前提で臨むのは違います。絶対に成功させるんだという強い意志と姿勢でないと意味がありません。

サッカーから失敗の尊さを勉強させてもらい、失敗を恐れずにチャレンジする姿勢と修正力が身につき、それはサッカーの枠だけでなく、人生においても大きな力になっています。


過去に勇気を出したチャレンジや発言、結果的に失敗に終わってしまったことを笑ったり、オラつくなとか、イキるなとか訳の分からんことを言ったりする奴もいたけど、そういう奴らは相手にしなくていい。

勇気を出して一歩踏み出した人や真剣に頑張る人、チャレンジする人の周りには、自然と同志が集まる。

しょうもない奴はしょうもない奴らとで自然に群れていく。

素直に、自分を信じて、挑戦しよう。

2.感謝・謙虚

僕は『感謝』という言葉が好きです。
実家の自分の部屋の壁に『感謝』と書いた紙を貼り付けていました。

高校時代の部員心得の中にも『感謝』という言葉が含まれていて、
自分のまわりの環境すべてに『感謝』の気持ちを持てる者が『勝者となる』と言われてきました。

僕が人生で初めて心の底から、『感謝』の気持ちを伝えたいと思った経験は、高校サッカーラストシーズン。

新チーム始動まもなく、半月板・内側側副靱帯損傷の怪我を負い、お先真っ暗だったとき、家族や仲間、コーチ、トレーナーに心身共に支えられました。

こんなにも『感謝』の気持ちを持ったこと、そしてピッチで活躍する姿を見せて恩返しがしたいと思ったことはありませんでした。

あれは本気の『感謝』でした。


この出来事は、僕にとって『逆境』でしたが、それが僕を強くしれたし、尊いものだと思えています。
また『感謝』の気持ちが常にあることで『順境』も『逆境』と同じくらい尊いものだと気づくことができました。

『逆境』を経験した時間は、すごく特別なものだと思います。

『逆境』を乗り越えることで、成長して、強く、逞しくなると多くの人が捉えていると思います。
僕もそうです。

しかし、『順境』こそ
恵まれている日々、何事も上手くいっているときこそ気づきがあります。

『順境』も僕を成長させてくれる大切なものです。


そして、『感謝』は、僕を『謙虚』にしてくれます。

自分の身なりを正すときには、人は鏡の前に立ちます。鏡は正直なので、ありのままの姿を映し出してくれます。

「寝癖がついてるよ」とある人に指摘して、「寝癖なんかついてるわけがないだろ」と頑固に言い張る人であっても、鏡の前に立てば誤ちを認めます。

では、心の方はどうでしょうか。
鏡は身なりの歪みは映し出せても、心の歪みまでは映し出せません。人間は誤りを自覚しにくい生き物です。

ただ、『謙虚』な心がそこにあれば、それが心の鏡になって、正せると思います。

『感謝』・『謙虚』は、忘れてはならないものです。


きっといつの日か『感謝』の気持ちを形にして僕にとって大切な人たちに『恩返し』します。

3.仲間

サッカーからもらったものの中で、最も価値あるものだと自信を持って言えます。

サッカーをしていなかったら、絶対に出逢うことはできませんでした。

例え出逢ったとしても、サッカーでなければここまで分かり合えなかったでしょう。

それだけでもサッカーをしていてよかったと思えます。


圧倒的な気迫で、観る人の心を震わせるようなプレーをする仲間

ちょっと弱虫だけど、本当に人の心に寄り添える優しい仲間

いつも馬鹿みたいなことして、みんなを笑顔にしてくれる仲間

満身創痍の状態でも、決して諦めずに戦い抜く仲間


縁あってこの世に生まれてきて、縁あってサッカーに触れ、縁あって出逢いました。


人間関係は、自分の意思次第で、作ることができたり、反対に断つこともできる と思われていますが、

『縁』という目には見えない不思議な力が働いて僕たちを出逢わせてくれたと思っています。


数年後、大切な仲間と成長した姿で、また熱い話でもしたいです。
それが1つ夢でもあります。  



サッカーからもらったものは、自分の『宝物』です。
まだまだ宝探しの途中ですが。




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