世界の最新タイル事情・チェルサイエ2018
今年もやってきました、イタリア・世界最大のタイルの展示会「CERSAIE」(チェルサイエ)。この展示会をお目当てに気づけば三年連続でイタリア・ボローニャの町に来ています。今年は、家業の釉薬メーカーの得意先であるタイルメーカーさんのブースで釉薬タイルを紹介する機会をいただきました。日本の釉薬タイルを世界にPRして販売するのは私の夢のひとつ。またまた夢がかなった今回のお仕事です◎
展示会が行われる5日間、世界中から人が集まります。世界最大のタイルの展示会とあって、会場をぐるっとまわるだけでも一日かかってしまうような広さです。今年も世界中から集まる最新のタイルたちをチェック!
世界のタイルは大判化が進みます。毎年毎年、新たな技術・機械が登場し、タイルが大理石のようになっていきます。買い付けのプロの方曰く、昨年までは「これは大理石風のタイルだな」とよく見ればわかったそうですが、今年はもう、「大理石そのもの」になってしまったそうです。
会場に足を踏み入れると、どうだと言わんばかりの豪華絢爛なブースが並び、そのスケールに圧倒されます。装飾に300万、500万という金額をかけて仕上げています。まるでホテルのエントランスのようです。
こうやって書いていると、ブースの紹介だけで終わってしまいそう(笑)
大理石風の大判タイルは、素人目に見ると同じように見えてしまうのですが(汗)、そんな大判に比べると、日本のタイルはかなり小さく、世界から見て独自路線を進んでいます。そのため、そんな大判のタイルが並ぶ中にも小さなタイルに目がいきます。まるで宝さがしのような気分で会場をまわってきました^^
ヨーロッパのタイルの焼成温度は日本に比べて低いため、タイルから柔らかな印象を受けます。無い物ねだりかもしれませんが、そんな印象のタイルも好きです。もちろん日本の釉薬が世界で一番素敵だと思っています(笑)
連日いろんな国の方々とお話ができ、日本から唯一出展しているメーカーさんのタイルをご紹介することができました◎ブースにいらっしゃるお客様は、本当に文字通り世界中からいらっしゃっていて、会話しているだけでも楽しいです。Japanからきていますというと、へぇー日本?エレクトロニクスディバイスだけじゃないんだねー!っと驚かれることもしばしば。。。汗
そして、みなさん、とてもフレンドリー!(そして写真を撮るとなぜかとても近い!)熱心に日本のタイルを手にとって見ていただきました。
世界のダイナミックに動いているビジネスを見て、とても勉強になった二週間でした!(一回の注文で何億というオーダーもあるんだとか・・・!?)展示会はタイル営業の入り口、ここからの次なる動きも楽しみです。
まずはイタリア5日間、お疲れ様でした!
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