作業療法士が教える自己肯定感を高めるレッスンと5つのワーク
このnoteをあなたが手に取ってくださったのは、自己肯定感が低く、それを高めたいと思ってのことと思います。
あなたの自己肯定感も、高めることができるものです。
このnoteは、
・自己肯定感について理解する
・自己肯定感を高めるためのレッスン
・あなたの自己肯定感を高めるためのワーク
以上の3部で構成されています。
ワークをすべて終える頃には、あなたも自己肯定感が高まるのを感じることができるでしょう。
このワークは以下のような人に向いています。
・カウンセリングを受けるのには抵抗がある
・カウンセリングを受けるほど深刻でないと思っている
・お金や時間、労力をかけたくない
・人に知られず、一人で試してみたい
このレッスンとワークは執筆者たまこがカウンセリングの中でクライエント(対象者、患者)に用いているメソッドを、ひとりでも学び、トライすることができるように改変したものです。
実際に体験したクライエントからは、喜びの声をいただいています。
あなたもぜひトライしてみてください。
執筆者たまこの紹介
本題に入る前に、執筆者であるたまこについて紹介させてください。
私たまこは自身が発達障害(ADHD、ASD)、精神障害(双極性障害)の当事者でありながら、作業療法士として11年精神科に勤めてきました。
また、統合失調症、うつ病の当事者家族でもあります。
精神科退職後は、フリーランスとしてクライエントのカウンセリングに携わっています。
かつて当事者であることを隠し、治療者として臨床に携わっていた頃は、「当事者でもないのになにがわかるの?」と言われました。
臨床家であることを隠し当事者として当事者会に参加した際には、「専門家でもないのになにがわかるの?」と言われました。
大いに傷つき、戸惑う一方で、患者さん、利用者さんたちの不安や満たされぬ思いを受け取りました。
現在は、当事者であることも専門職であることも隠すのはやめました。
当事者だからこそわかる気持ちに寄り添い、専門職だからこそできる支援に尽力したいと思い、活動しています。
それが現在の私の役割だと思うからです。
モニターさんの感想
先行してモニターさんに最後まで読んでいただきました。
感想を掲載しますので、ぜひ参考になさってください。
自己肯定感について理解する①
間違った自己肯定感を正そう
自己肯定感、と聞くとどんなイメージを抱きますか?
「自分はイケてる!」
と思うことが自己肯定感ではありません。
自己肯定感の物差しは能力の優秀さではありません。
「ありのままの自分を受け容れること」
を自己肯定感と言います。
私の友人は自己肯定感を上げるために、と『自分のいいとこ探し』をしていました。
しかし、「いいとこなんか全然出てこない」と涙目になってしまいました。
私は、「『いいとこ探し』なんてやめて『いいこと探し』をしなよ」と言いました。
自己肯定感の低い人が自己肯定感を高めるためにすべきことは『いいとこ探し』ではありません。
それはどうしてなのでしょう。ではどうすればいいのでしょう。
このnoteではまず、自己肯定感とはなんなのか、どうすれば自己肯定感を高められるかについて書いていきます。
自己肯定感について理解する②
まずはあなたの『自己肯定度』をチェック
自分の自己肯定感が高いのか低いのかわからない、という人もいると思います。
そんな人は、下のリストの当てはまるものにチェックを入れてみましょう。
・周りの空気が気になって言いたいことが言えない
・自信に満ちている人がうらやましい
・「どうせ自分なんて」とよく思う
・新しいことは自分には難しいと思いがち
・周りと違うことをするのを躊躇してしまう
・目立ちたくない
・『ねば』『べき』と考えていることが多い
・人から褒められても素直に受け取れない
・気が付くとネガティブワードを口にしている
・本番に弱い
・注意を受けると些細なことでもしばらく気にしてしまう
・人に頼まれると断れない
結果は下記のとおりです。
==============
0~2:自己肯定感は高め
3~6:自己肯定感が低い傾向
7~10:自己肯定感は低い
11~12:今すぐ対策が必要
==============
チェックが多いほど自己肯定感は低いといえます。
ただし、チェックが多すぎるからと言って「やっぱり私なんて」と思うことはありません。
自己肯定感は人格や人間性を肯定・否定するものではないからです。
ではどうして自己肯定感を高めようとするのでしょうか?
自己肯定感について理解する③
自己肯定感が低いと生きづらさを抱えてしまう
負のループから抜け出すために
自己肯定感の低い人はたいていが生きづらさを抱えており、人生を楽しめないばかりか人生に傷つき、さらに自己肯定感を下げてしまう、という悪循環に陥りがちです。
・周りに合わせる、断れないという性質のため、
他人に振り回されたり頑張りすぎたりしてしまう
・「私なんて」と思いがちで傷つきやすく、自分を好きになれない
・卑屈になりやすく、嫌われやすい
・『べき』思考のため、好きなことができず、ストレスがたまりやすい
自己肯定感の低い人は、こうした負のループから抜け出し、生きづらさから解放されることが望まれます。
負のループから抜け出すために、
「もっと自己主張をしよう」
「ノーと言おう」
「自分を好きになろう」
「新しいことにチャレンジしよう」
というのでは、あまりに横暴でしょう。
「それが出来たら苦労しない」
という人が大半でしょうし、自信のないまま無理にトライしたのでは、
「嫌われるようなことをしたのではないか」
「やらないほうがよかったのではないか」
などと、不安になってしまうこともあるでしょう。
ここで出てくるのが自己肯定感です。
自己肯定感を上げることは、負のループから抜け出し、生きづらさから解放されるきっかけになるのです。
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