弟から親友。そして。

1つ年下の弟。
昔からなんか弱っちく、姉の後をひっついてばかりいた。金魚のフンのように。

小学生、中学生ではなにかと姉の背中を追っていた。そして自分では決断できない弟だった。

高校生になりプチ反抗期到来。辞書に載ってる"寡黙"の例としてぴったりな弟となった。

高校卒業後、専門学校へ入学。2年制であり毎日勉強で忙しそうだった。
2年生になるとすぐに就活。とても大変そうで、心に余裕がない様子だった。

その後無事に就職し、家を出た。
働き始めてもうすぐ1年。今ではお酒を持って、そして姉が好きなお菓子を買ってよく実家に帰ってくる。

大学4年生の姉。昔はひっつき虫だった弟とお酒を飲み、何気ない会話をする。2人で酔っ払って笑う。
弟が働き始めてから"弟"というより"親友"のようになった気がする。
なににおいても対等に話せるようになったからなのか?

数カ月後には社会人になる姉。来年の今頃は自分も少しずつ仕事に慣れ始めるころだろうか。
そのときまた自分が弟にどのような感情を抱いているのか、楽しみだ。

弟から親友、そして。

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