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Lave Divine ライブはただのライブじゃなかった

プロローグ

 2003年に神様の不思議な導きによりゴスペルミニストリーを開始して以来、幾多の素晴らしい出会いがあった。その中のひとりが、藤波慎也さんだ。

 2007年。当時大分在住だった彼が池袋に勤務することになり、東京でゴスペルミニストリーを展開出来る教会を探していると連絡を受け、私が植えられている中央福音教会を拠点とすることになった。
 彼は素晴らしいミュージシャンでありソングライターだが、神学校を出たばかりでもあったので、日曜日の第二礼拝でのメッセージや、教会のゴスペルクワイアICGC、また定期的に開かれていた池袋ゴスペルミュージックワークショップ(通称 池ゴス)で曲をシェアしてくれたりメッセージを語ったりしてくれた。
 当時、時を同じくして中央福音教会を拠点にしていたゴスペルシンガー、ディレクターの塩谷達也さん・美和さん夫妻 らと共に主のために仕え、

東京のみならず日本のゴスペルミニストリーにおいてインパクトを残したように思う。まさに神様が彼らをこの時代、この場所に集めて下さったのだと確信している。
 しかし2009年、ビジネスの関係で藤浪さんは拠点をロサンゼルスに移すことになり、池袋を離れることになる。

主にある繋がりの中で

 ロサンゼルス移住後も、彼は時々日本に戻ってゴスペルワークショップを行ったりしており、殊に2014年、イスラエル・ホートンの来日コンサートの中心スタッフだった彼から手伝いを頼まれたりして、主にあって緩やかに繋がり続けていた。

 昨今は中部地区を拠点にゴスペルディレクター、シンガーとして活躍するLOVEHIMさん、ソロシンガーとして活躍していたサムエル・ソングさん、大阪を拠点に活動するゴスペルシンガー上原ヨシュアさんと4人の男性ユニットLove Divine  を結成してオリジナル曲を配信していた。

 そんな彼から2月の頭に連絡が来る。
「GWにLove Divine 初のツアーをやるので東京会場として中央福音教会でやらせてもらえないか」
 とのことだった。
 そしてGW最終日の5月6日、北九州〜高松〜大阪〜名古屋、そして東京と続きツアーのライブ会場として彼らを中央福音教会に迎えることになった。藤浪さんにとっては実に15年ぶりの池袋帰還である。

変わらぬゴスペルセンターと働き続ける主の御霊

 池袋・中央福音教会でのライブでは、ゲストとして池ゴスのリーダーであった塩谷美和さんが教会のシンガーズを引連れ出演。Welcome home❗️
 開始の数分前に紹介と呼び込みをするように依頼され、この突然な何でもありの感じ、ゴスペルだよなぁと苦笑しながら前に立つ。ああ懐かしの池ゴス❗️

突発的オープニング💦

 そして池ゴスをそのまま彷彿させる熱い賛美がささげられ始まった。

塩谷美和&Good News

 Love Divine の賛美は皆ソロシンガーとして長年実績を積んでいる実力だけに、ボーカル力は言わずもがな、ハーモニーも素晴らしく、ゴスペルならではのフェイクなども絶妙。更にはバンドメンバーも一般のマーケットでも活躍する者も含め、教会ベースで賛美奉仕者として仕えている一流ミュージシャンで、骨太かつ繊細な音でボーカルを支えていた。
 音響の方々も含め全員クリスチャンとして、全てのメンバーで祈りを積み備えて来たことがよくわかる霊的一致があり、聴く者たちの心を燃やし引き上げ、神様に近づけるものであった。

藤波慎也さん
左から慎也さん、LoveHimさん、サムエルさん、ヨシュアさん
Praise Break!!!!

 曲間には小芝居による笑いもとりつつ、メンバー個々の証も届けられ、更には藤波さんの証からのショートメッセージ、イエス・キリストへの招きもなされて、それに応答して手を挙げる方も複数おられた。ハレルヤ!!

 教会の2階席まで埋まったお客様は、アンコールが終わってもその恵みに圧倒され、なかなか帰ろうとしなかった。初めてゴスペルのライブを体験した方もたくさんおられたし、私も旧知の関東圏からゴスペルシンガーやディレクターなど勢揃いという感じで、さながら同窓会のような光景があちこちで開かれたようでもあった。

「ここは変わりませんね!懐かしかった〜」

 中央福音教会に久々に足を運んだ方の多くが口にしたのはこれだった。
 冒頭に触れたが、ここでゴスペルミニストリーが始まったのが2003年。21年前だ。そして私がこの教会に初めて来たのは1974年。今から50年前だ。献堂は更に遡り1962年である。その時から外観も会堂も変わっていない。それは長年牧会された佐布正義師と関口尚子師のメンテナンスの賜物であるが、そのことが多くの人々に「あの頃」を容易に思い出させてくれる。
 この間に数えきれない人々がここで福音を聞き、イエス・キリストを信じ、また他の教会からここに導かれて暫く信仰生活を送り、また違う場所に遣わされて行った人もたくさんいる。
 形態は違えども、ここでの体験がかけがえのないものとなっている人がたくさんいるのだ。
 建物は変わっていなくても、神様の御霊・聖霊は常にダイナミックに、時には静かに働き続け、この教会はまさに中央福音教会という名の通り、ゴスペル(福音)だけをセンター(中央)に置いて活動し続けている。この教会を大きくするのではなく、いつでも福音だけを宣べ伝えること、集う人をどこに行こうがイエス・キリストに繋げ続けることだけに専念して、イエス・キリストのエクレシアを建て上げてきた。

 ライブ中、バンドメンバー紹介の際、あるメンバーが感極まり何も言えなくなってしまった。私はその時、彼の心中が迫りもらい泣きしてしまった。ライブ後彼と肩を組みながらそのことを伝えると、

「俺はここから始まったんですよ。神様もイエス様も何にも知らなかった、ゴスペルも何にも知らなかった俺はここで初めてゴスペル演奏したんですよね。」

 感無量な面持ちで伝えてくれた。
 彼に限らず、このライブを通して一人ひとりに言い尽くせない神様の取り扱いがあったのだと思う。

懐かしい同労者たち

全てを益としてくださる神

 多くの懐かしい再会、新たにイエス・キリストを信じる決心をした方。本当に素晴らしい1日であったが、今回受付の奉仕を申し出て下さったのは、かつての中央福音教会のゴスペルクワイアICGCの初期を支えてくれたTさん。一緒に我が娘と献身的に奉仕して下さった。教会のゴスペルミニストリーから救われて牧師となったM師も朝一番から最後の戸締りに至るまで、徹底的に僕(しもべ)となって裏方に徹して下さった。
 教会員のT姉、I姉と娘さんで若干中学1年生のAさん。こうした一人ひとりに支えられてライブが祝福のうちに終わった。あらためて一人ひとりに感謝を申し上げたい。
 おまけに我が孫たちもフルバンドのライブは初体験で一緒に踊った!
 ハレルヤ‼️

 まだまだ恵みの数々はあげたらキリがないのであるが、やはりこの聖書の御言葉に尽きる。

神は、神を愛する者たち、すなわち、ご計画に従って召された者たちと共に働いて、万事を益となるようにして下さることを、わたしたちは知っている。

ローマ人への手紙8:28

 私は「神を愛する者たち」にたくさん出会わされ、彼らを通して様々な経験をさせて頂き、学ばせて頂いている。何よりも神が今も現在進行形で生き生きと愛と恵みを注ぎ、すべてを良きことにして下さっていることを日々体験させて頂いている。
 その素晴らしい事実に改めて気づかせてくれた藤波慎也さん、Love Divine とライブに参加された全ての一人ひとりに感謝をお伝えしたい。

ありがとうございました!!

*一部の写真はLove DivineのInstagramからお借りしました。

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