平凡理系大学生アメリカ研究留学日記-渡米直後編-

アメリカに来てからの最初の1ヶ月は、留学期間の中でも特に重要だと考えています。この期間で経験したことは何もかもが新鮮で、新しい価値観や考え方に出会いまくっていたからです。

まず最初に驚いたのは、初めてバスに乗った時のこと。
普通にバス停に立って待っていたのですが、中に入ろうとしたら運転手さんに呼び止められ、
「バスに乗りたいんだったらもっと乗りたい意志をアピールしないとダメだよ!そうじゃないと気づかずに通り過ぎちゃうから!!」
とお説教をされました。

自分では乗りたい風に顔を上げて待っていたつもりだったのですが、運転手さんにそう言われてアメリカで生きていくには自己主張をしていかないといけないことに気付かされました。

家族との関わり方も日本とは違うと思いました。
私はある一家の一部屋をお借りして住まわせていただいているのですが、その家族や親戚の集まりに参加させていただき、お互いをすごく思いやっていることに感動しました。会ったらまずお互いの状況を聞き合い、別れる際にもキスハグ、思いやりの言葉とともに去っていく、というのはアメリカならではの温かさだと感じました。また、家族の集まりに恋人が参加する、というのも驚きでした。

道端を歩いていて、目があったなーと思ったら「その服いいね!」と話しかけられることにも驚きました。家の外に出たら人と話さないことはないくらい、見知らぬ人とも気軽に会話できる文化はすごく良いと思います。
研究室でも、「調子はどう?」「週末どうだった?」とsmall talkが気軽に始まったり、知らない人同士の会話に割り込んでいったり、コミュ強だな〜と思います。日本でもそういう人はいるかもしれないけど、少なくとも私は「特に話さなければいけないことがなければ話さない」というスタンスだったので、これではいけないと気付かされました。もっと相手に興味を持ち、自分の話もすることで人間関係が深まっていくのだと改めて学びました。
まだまだ自分は日本人だなーと思う場面がたくさんありますが、少しずつでも彼らのようにもっとフレンドリーになれたらなと思います。

これから滞在期間が長くなるにつれてアメリカにも慣れていくとは思いますが、この期間で感じた衝撃を忘れず、アメリカンカルチャーにうまく溶け込んでいければと思います。


アメリカンサイズのサンドイッチ


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