No.251|カフェのトイレに鍵がかかる時代
2023年9月12日 たまちゃんの「いつか何ものかになる道」 No.251
当ブログは、30代後半の元ポンコツのサラリーマンが何ものかに変化変容を果たす過程をリアルに発信します。
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■イートインのあるコンビニにて
昨日、出張に行ったとき、喫茶店が付近にない駅だったため、駅に近いイートインのあるコンビニに入ったんです。
顧客訪問の時間まで1時間半ほどありました。
イートインには座席ごとにコンセントが設置されていたため、コーヒーを購入したうえでパソコンを開き、コンセントにPCのアダプタをつないでPCで作業をしていました。
しばらく経過して、PCの充電のマークを見ると、電池が減っているマークが出ており、そこで気付いたんですが、アダプタはコンセントにつながっているのに電池が充電されていない。
ということは、コンセントの電源がつながっていないということ。
自分が刺したコンセントの調子が悪いのかを確認すべく、両隣の席のコンセントも確認してみたのですが、やはりつながりません。
コンセントはあるのに、すべてのコンセントに電源がつながっていないんですよね。
おそらくこの意思決定に至った理由があるわけで、悪用する方や居座る方が一定いたんだろうことが予想されます。
エリア的に学生が夕方くらいから長居するような印象を受けました。
こうしたことをせざるを得ない状況を考えると、この店舗のオーナーさんも苦渋の決断だったんだろうな、という気がします。
■フリーライダーの悪影響
本日入った都心の駅前の喫茶店では、各テーブルに受電できるようにコンセントが設置されています。
この店舗ではコーヒー一杯が500円を超える価格ですので納得です。
価格が高いため、ビジネスマンが多く、変な使い方をする方は少なそうでした。
先日入った大阪駅にある大きめのカフェでは、一部の席をビジネス席としておられ、その席では充電が可能でした。
しかし、トイレや喫煙所に入るのにレシートに記載された番号を入力しないと入れない仕組みになっていました。
私の席の隣に座ったおばあちゃん2人組が「さっきトイレに入ろうと思ったら入られへんでん。パスワード入れなあかんねんて。どういうことやねん」と、ぷりぷりしながら怒っておられました。
4~5年前、大阪の心斎橋のスタバでも同様の仕組みが導入されていました。
「トイレ使うのにパスワード?」と疑問に思ったのを覚えています。
また、トイレを探し求めてどうにかたどり着いた方が「トイレあった!」と安心した瞬間に入れずに、多くの方を絶望の淵に沈めたでしょう。
以前どこかで見た記憶になりますが、一部のフリーライダー(お金を支払わない受益者)の存在が増えることでサービスレベルが低下し、ひいてはサービスがなくなるということでした。
というのも、フリーライダーを許すことでお金を払っている人もフリーライダー化していくから。
例えば、自治会加入率の問題。
自治会に入らないとゴミの収集場所の掃除などでマイナスの影響があるだろうから仕方なく入る方がいる一方、自治会に入らずに掃除もしないにも関わらずゴミの収集場所にゴミを出す人。
こうした方の存在が認められると、お金を支払い自治会に入る方があほらしくなってしまい、自治会加入率が低下してしまうということです。
カフェの例でいうと、駅前という立地のため、無料でトイレを利用する人が多く、それによってお金を払ったお客様がトイレを使用できない状況になっていたんだろうと思われます。
お金を支払っていない方の方がきれいに使用しないんだろうとも考えられます。
これも店舗側としては苦渋の決断なんでしょう。
各店舗も集客・滞在時間の延長などを目的に工夫を凝らしていますが、場所によって悪質なフリーライダーにより本来サービス提供したい方に適切なサービスを提供することができなかったり、大きなコストを支払うことにつながったりしているのだろうと思われます。
こうしたフリーライダー対策については、どういった顧客属性を対象とするかによって多大な影響を受けますので、改めて顧客を選ぶ意識というものは大事だなと思ったところです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
明日も「即断・即決・即実行」「平均ではなく異常をやり続ける」「わからないからすべてやる」「完璧主義より完了主義」「批評家ではなく実践家であれ!」でいきます!
●本日のまとめ
・フリーライダー対策をしないと、優良顧客にとって不利な状況になってしまう恐れもある。
・誰を対象とした商売を行うかを考えたうえで、本当に顧客なのかどうかを見極める必要がある。
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