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No.419|もっと早く知りたかった「最強の勉強法」

2024年2月27日 たまちゃんの「いつか何ものかになる道」 No.419
当ブログは、30代後半の元ポンコツのサラリーマンが何ものかに変化変容を果たす過程をリアルに発信します。
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最近ある著作を読んでいます。
安川 康介「科学的根拠に基づく最強の勉強法」という本。

とても良い本で、再現性の高い効果のある勉強法について書かれています。


私が今まで実施してきた勉強法はあまり効果がない勉強法のようです。
科学的に効果が高くない勉強法として、

・繰り返し読む(再読)
・ノートに書き写す・まとめる
・ハイライトや下線を引く
・好みの学習スタイルに合わせる

などはあまり効果のない勉強法として紹介されています。


私は高校時代・大学時代の勉強法として、テスト前にルーズリーフにポイントを書き写した自作のノートを作って、それをテスト前までに何度も見直すやり方を取っていました。

個人的には自作のノート作成のおかげで理解が深まったと思っていましたし、記憶する対象を明確にするということでも意味があったと認識していましたが・・・。

また、そのノートを何度も見直すというのは効果が薄かったようです。
フラッシュカード(単語カード)などで勉強したいことや覚えたいことを能動的に思い出す行為をする、「アクティブリコール」が記憶を高めるために効果があるようです。


また、併せて紹介されているのが、一気に1時間覚えるのではなく、30分を2回に分け、別々の機会に分けて見た方が記憶に残るという分散効果。

それで、

アクティブリコール+分散効果

が最強らしいです。


ただし、アクティブリコールにはデメリットがあります。
それは能動的に思い出す行為は強い負荷がかかってしまうということ。

自分が覚えているかを試すアクティブリコールは、脳に負荷がかかると感じたり、自分がどれほど覚えていないかが分かって悲しくなったりしてしまうかもしれません。「今読んだばかりなのに、なんで自分はこんなに覚えていないんだ!」と思うことはよくあります。
「なんとなく嫌だなぁ」という感じがあり、あまり気が乗らないかもしれません。さらに研究の参加者がまさにそうであったように、やった直後は効果が感じにくいかもしれません。でも、頑張って、思い出す作業、アウトプットする作業を怠らないようにしてみてください。アクティブリコールは効果的な学習に必要な「望ましい困難」をあなたに与えてくれます。思い出そうとすることこそが、記憶の定着には大切なのです。

出所:科学的根拠に基づく最高の勉強法


暗記をしようとする際に、負荷を下げて楽をして覚えようとしていたかを理解しました。

何度も見直すことで能動的に思い出す行為をしていないということです。


そして、これは、流暢性の錯覚というもののようです。

表面的に情報が処理できるようになったことで、実際には内容を記憶し深く理解していないにもかかわらず、覚えた気になってしまう理解した気になってしまう心理的な現象は流暢性の錯覚(幻想)と呼ばれています。
何かを学習する時にはこの流暢性の錯覚に気をつけなければなりません。僕たちの脳は実際にはしっかり記憶して深く理解していないのに自分の知識や習熟度を過大評価してしまうことがあるのです。

出所:科学的根拠に基づく最高の勉強法


インプットする際には、とても良い本です。
もし、勉強法や記憶の仕方を効果的にしたい方は手を取ってみてください。
受験に近い子どもさんがいらっしゃるご家庭にはおススメですね。

個人的には今年入って読んだ本の中ではかなり良かったです。

最後までお読みいただきありがとうございました。
明日も「即断・即決・即実行」「平均ではなく異常をやり続ける」「わからないからすべてやる」「優柔不断は誤った意思決定よりなお悪い」「手を動かし続ける」でいきます!

●本日のまとめ

・勉強するには、アクティブリコール+分散学習が最強の組み合わせである。
・流暢性の錯覚に陥り、わかった気になることを避けるため、アクティブリコールでわかっているかを確認することが有効である。

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