No.557|マス釣り体験から学ぶEQと人間関係
2024年7月14日 No.557
当ブログは、ビジネスパーソンに向け、日々働く中で得た気づきについて発信します。
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昨日は、三連休の二日目。
子どもと日帰りで市内の某温泉街に向かいました。
向かう途中で「マス釣り・マス掴み」ができる施設があり、息子がマス掴みをしたいというのでしてきました。
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30分の「マス掴み」でしたが、最初はまったく掴めていませんでしたが、最終的には8匹ほど掴んでいました。
そのうち4匹逃がしてあげて、その場で4匹から揚げにしてもらい食べましたが、初めて食べたんですが、とてもおいしかったです。
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から揚げにして食べる食堂にて、あるおじいさんが娘さん・孫と来られているようでした。
おじいさんが娘さんにから揚げを食べ終わった際に「マスおいしかったなー!」と娘さんにおっしゃったんですよね。
すると、娘さんは「●●(別の地名)のマスの方がおいしかったよ」と言ったんですよね。
おじいさんはその●●という場所のマス釣りには一緒には行ってなかったようで、少々残念そうに「そうなんか」とおっしゃっていました。
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個人的にはこの会話についてすごい示唆深いなと思ったんですよね。
おじいさんはおそらく今日のこの瞬間についていいよね、と絶対的な状況から話をしているし、共感を求めている。
おそらく娘や孫とどこかに行くのは比較的珍しいんでしょう。
し、「マス釣り」は初めて来たんでしょう。
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一方、娘さんは相対的に今日を見ているんですよね。
日常の延長です。
息子をどこかに連れていくのは当たり前であり、おじいさんとも昔は住んでいて親ですからどこかに行くのは当たり前。
しかも、過去に「マス釣り」に行ったことがある。
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だから娘さんはほかの地域と味の比較もするし、普段との比較をしてしまうわけですよね。
おじいさんはおじいさんが見たい世界で生きていて、娘さんは娘さんが見たい世界で生きている。
同じものを見ていてもまったく違うように見えているわけです。
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仕事を円滑に進めるためには、EQ的な心理面への配慮が必要です。
私の場合は顧客が民間企業だったり自治体だったりしますが、いずれにせよお相手は人間です。
仕事をうまく進めるうえではロジックだけでは進みませんので、ロジックしか言えないようでは仕事ができないということになります。
相手がどういう状況でどういう思いでその言葉を発しているか、について慮ることは重要です。
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案外、周りの人が誰かに使っている言葉だけを取ってもその人の世界観や考えていることがわかったりします。
この人はどういう世界観で生きているのか、と考えて他人の会話を聞いてみると、面白いかもしれません。
最後までお読みいただきありがとうございました。
明日も「即断・即決・即実行」「平均ではなく異常をやり続ける」「わからないからすべてやる」「巧遅拙速」「大量思考・大量行動」でいきます!
●本日のまとめ
・同じ出来事や事象でも見ている人によって見えている景色は異なる。
・他者の会話を聞くことでその世界観がわかることがある。そして、その世界観を客観的に考えることで自分にとって反省できる場合もある。
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