見出し画像

No.507|昔よく行っていた焼鳥屋の長所はどこか?

2024年5月25日 No.507 
当ブログは、ビジネスパーソンに向け、日々働く中で得た気づきについて発信します。
ーーーーー


10年ほど前に、週に3回は行っていた焼鳥屋に訪問しました。
今は既に離れましたが、新卒から7年ほど住んでいたまちです。

10年も経過すればまちの姿は変化していて、古い雑居ビルだった場所がホテルになっていたり。

特にテナントがちらほらと変わっています。


ただ、私が記憶する限り、昔からお客がついていたお店はいまだにずっとありました。
そういったお店を見ると、よくコロナを乗り越えれたなとうれしくなりました。


冒頭に書いた焼鳥屋に、当時よく行っていた理由は、私の場合は立地(家から近い)と味でした。
好みの味付けだったんですね。

久しぶりにきて食事していると、懐かしい味で好みの味ではあったんですが、今の家から何駅も乗り継いでくるほどではありません。

昔はアルバイトの方が2~3名ほどいたのが、店主ひとりで対応。
スマホ注文での対応になり、店は全く活気がなくなっていました。

価格帯も高くなく、客単価3,000~4,000円ほどで、ビジネスモデルも普通の焼鳥屋です。
仕入れてきたものを加工して、調理し、提供する。


昔の繁盛さと比べると、かなりこじんまりとした焼鳥屋になってしまっています。

そう思うと、ここのお店の強みは何なんだろうなと思案していました。
Googleの口コミを見ていると、

昔はオーナーが店に出ていた時は繁盛していたが、オーナーが変わったのか今の雇われ店長では行かない。

と書かれていました。
この口コミが本当かはわかりませんが、確かに、当時は「●●屋(お店の名前)ゴルフコンペ開催」といったPOPがトイレの中に貼ってあって、従業員同士で休みの日にBBQに行ったというPOPもあったものですが、そういったものも見かけず。


昔はオーナーさんの人柄に引かれてくる人が多かったのかもしれません。

つまり、多くの常連は店というよりオーナーさんについていたということで、差別化要因は「オーナーさんだった」ということかもしれません。


差別化につながる強みは一体何なのかについては、本人はわからないものだったりします。

売上を伸ばしたり、顧客をつけるためには、メタ視点で顧客から何を支持されているのかを把握することが重要です。
それを伸ばしていくことが業績アップにつながるからです。


しかし、今のこのお店の強みは店舗の歴史(減ったとはいえ常連さんがついていること)と立地(近くにホテルとかが多い)だと思われます。


私がオーナーだったら、インバウンド向けの打ち手を取りつつ売上を上げつつも、原則今のお店のまま維持して、その利益をもとにほかの飲食をやるのか、飲食以外の業態にチャレンジするかもしれないなと思いました。

インバウンドをターゲットにしすぎると常連さんが嫌がりますし、バランスが難しい。
とはいえ、このままだとジリ貧になりそうですから、うまく強みと機会を活かしてこれからも頑張ってほしいなと思います。


飲食店の生き残りについて、市場縮小するうえでどうしていけばよいか。
皆様はどう思われますか。
地方出身の方であれば、地元のお店はどうすれば長く商売できるようになるか。

皆様はどういったアイデアや考えをお持ちになられますでしょうか。


最後までお読みいただきありがとうございました!
明日も「即断・即決・即実行」「平均ではなく異常をやり続ける」「わからないからすべてやる」「巧遅拙速」「大量思考・大量行動」でいきます!

●本日のまとめ

・本人が気づいていないことが強みとなっていることもある。
・強みを見つけるには、顧客が本当は何を求めてきているかをメタ的に把握することが重要だが、なかなかできないもの。
・案外口コミサイトに書かれていることは辛辣ではあるが、的を得ているものも多い。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?