20代女子がアトリエをほぼ1人でセルフビルドした話⑥
こんにちは、おおもりです。
詰めが甘いことが多いです。
透湿防水シートを巻く
読んで字の如く、湿気は通し水は弾くシートです。
ただの物置としてならそのままで問題ありませんが、アトリエとして使う以上断熱材は必須。そしてその断熱材や柱の保護のために透湿防水シートが必須になります。
今回使用したのはデュポン社のタイベックという製品。
透湿防水シートで検索をかけると様々な製品が出てきますが、タイベックは他製品と比べて少し価格が高い印象でした。それでもタイベックを選んだわけは、Kさんの推奨していた製品という他、素人の私は定番を選んだ方が良いと思ったからです。
他製品の性能が悪いというわけではありませんが、街中の新築工事現場でもよく見かけますし、断熱材にグラスウールを使う予定のため、湿気や浸水は厳禁。外壁の次に防水対策として機能してくれるものですから、なるべく長く働いてくれるものを選ぼうとタイベックの購入を決めました。
施工方法はネットやタイベックのHPにも掲載されているので省略しますが、窓の取り付けもこの段階で行います。
屋根部分はキットに付属されているもので防水処理をするので、壁とヤギリ(窓の上のかまぼこ形の壁)部分のみ取り付けています。
これだけでもかなり雨の心配事が減って安心。
あくまで物置小屋設計
キット物置を住宅仕様にするためのしわ寄せがここにきて発覚しました。
通常、透湿防水シートと外壁の間に「通気胴縁」と呼ばれる15mm程の厚さの桟木のようなものを入れるのですが、その場合外壁の幅を30mm増やさなければいけないことになります。しかし既にプレカットされている材を使用するため通気胴縁を入れることができなかったのです。(通気胴縁の役割が気になる方は検索してください)
ものすごーく問題があるわけではないのですが、建物の耐久年数には影響がありそうな予感。そんなことを言っても既に作り始めてしまっているので仕方がない。そのまま外壁を貼ることになりました。
ただ、透湿防水シートを貼る時にタッカーで止めるため、その穴から水分が侵入しないよう、気休めですが防水テープを貼りました。
内装編でもキット販売特有の失敗がありましたので後日改めて記事にしたいと思います。
外壁のうっかり
外壁の取り付けは、一人では到底できそうにありませんでしたので母に助太刀してもらい二人で作業しました。
壁の両端にロープを引っ掛けて浮かせて釘で打つ。
具体的には、事前に上部2箇所釘を貫通しない程度に打ちつけておきます。そして片手はロープで壁を引き上げ、利き手で事前に止めておいた釘を打ち付けて柱に固定。母には反対側を引き上げてもらいます。
そうして4日間かけてできたものがコチラ。
あれ?完成してない?
一部壁がない状態なのは、この外壁が羽目板のように雄実・雌実があり、私が窓の開口のために壁を切ったところ、うっかり間違えて反対方向に切り抜き壁がたりたくなったからです。
おかしいなぁ…ちゃんと確認はしていたのに…まぁしょうがないか、私だもんな。担当者へ連絡を取り再発注しました。
また、真っ直ぐ取り付けているつもりでもガタガタと斜めになって隙間ができ、女手の力不足を感じました。
最終的にはコーキングで埋めたり化粧板で隠れたりするので綺麗に仕上がります。
蛇足
この辺りからエナジードリンクが手放せない日々になりました。
次回は「素人感満載!」「ルーフィングにキレる若者」「屋根の完成」編です。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?