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20代女子がアトリエをほぼ1人でセルフビルドした話⑤

こんにちは、おおもりです。
高所恐怖症です。

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iPhone大活躍

前回トラブルに見舞われながらもなんとか壁の柱が立ち、次にやることは窓を取り付けるための窓の開口部作り。
こちらはキットの中には含まれないため、自分で窓と材を購入し取り付けることになります。(窓本体はオプションで追加することもできます)
やり方は窓を購入した時についていた取付説明書+セルフビルドハウツーのサイトを参考+自己流です。

取り付けたい部分の柱を手鋸でカットします。
工芸科に通っていた経験上手鋸は得意です。綺麗に水平に切ることができました。

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そしてこう!(ハウツーではないので工程はカット)

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事前に切っておいた、木材を各所にセットしてビスで固定。
ほとんど2×4材ですが、窓台と呼ばれる部分のみ45×105mmの材を使用しています。一人での作業でしたがほとんど苦労はありませんでした。
一番右の間柱の位置を間違えてますが、問題ありません。

この窓枠を作るうえで必須になるものが水平器です。
歪んだ窓枠は、窓の開閉に影響が出るそうで、「必ず水平垂直を確認しながら制作してください」とどのサイトでも書かれていました。

ただ私は水平器を持っていません。
いつも水平をとる時に使っているもの、それはiPhone!
普段のなんちゃってDIYならともかく建造物に使ってもいいものか…

しかし新たに買おうにも今後使う予定がないものに出費することに躊躇ってしまい、結局iPhoneで測定することに。

そこに様子を見にきてくれたTさん(基礎工事を依頼した方)がiPhoneを使いながら作業をする私に水平器を貸してくださいました。
ドキドキしながら水平器を当ててみるとなんとびっくり!
誤差がほとんどなかったのです。iPhoneの精度が良かったのか、たまたま運が良かったのか。

もちろんちゃんとした水平器の方が安心して作ることができると思うのでiPhoneを使うのは非推奨です。でもちょっと信用してもいいかもしれない。

東と南西の2箇所を開口、1日で完成しました。

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意外と早く迎えた「上棟」

続いての作業は垂木の取り付け。
母と二人、垂木を持ち上げ壁の上部に乗せたらビスで固定。
二人での作業のため難しい工程ではありませんが実は高所恐怖症の私。脚立に登るのも一苦労で半泣きになりながらも半日で完成。
この後さらに上に上がらなければいけないのにこんなんで大丈夫なのか…。頭を抱えて倒れ込んでます。

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しかしこれで上棟です!
かなりアトリエの全体像が見えてきました。
ここまでの工程はほとんどビスがメインで組み立てていくためあまり大変だと思うことはありませんでした。

もちろん高所恐怖症でなくとも、高所作業は安全を確保した状態で行うべきです。(命綱をつける、高所作業してることを誰かに伝えるなど)
私の場合地面が砂利で、その上に脚立をおいていたので場所によってはかなり不安定で板などを下に噛ませて作業すると安定することが多かったです。

上棟までにかかった日数 8日(雨などで作業できなかった日を除く)

面倒でもやったほうがいい事

今回購入したバークレーはプレカットされたツーバイ材や合板、ビスや釘など全てセットになり、段ボールで梱包された状態で届きます。
最初に開封して届いているものに不足しているものはないか確認してください。と書かれていたのですが、ダブルチェック済の検品書のようなものも同封されていたし大丈夫だろうと使うものだけ開封して残りは養生用のブルーシートを段ボールごと覆い屋外で保管していました。

ところがどっこい。不足しているものや不良品などはありませんでしたが、前回のゲリラ豪雨のせいか、これまでに降っていた雨が散りも積もったのか、浸水していたのです!

確認したのはゲリラ豪雨の翌日。アトリエ本体を天日干しする時に、他の材は大丈夫だっただろうかとブルーシートを剥がしたところ、段ボールの一部が濡れていることで発覚しました。
慌てて濡れていた材を救出しそれらも天日干し。

めんどくさがらず全て開けてガレージの中にしまうんだった…後悔先に立たず。
段ボールで覆われていたことで水の抜け場がなかったことも原因でしょう。

もし木材を外で保管する場合は、ケチらず厚手のブルーシート購入すること、通気性を確保することが大事だと感じました。

蛇足

窓については、希望メーカーの取り扱いがなかったため個人で購入しました。
(LIXILサーモスL Low-Eクリア アルゴンガス)
11月現在で窓からの寒さは特に感じません。

窓の開口部の作り方で参考にしたサイト

次回は「透湿防水シート」「物置小屋を選んだ失敗」「外壁を取り付ける」編です。

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