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満月の夜だから月の歌を聴いてみる

今夜は十五夜、中秋の名月らしい。
「十五夜」という言葉のせいか、なんとなく9月の真ん中らへんのイメージがあって、もう終わったかと思っていたらこんな月末だったとは…。

「十五夜」というのはそもそもは旧暦の毎月15日のことで、特に1年の中で最も月が美しいとされる旧暦の8月15日にお月見をするようになったのだとか。まだまだ知らないことは多い。

そして、何も知らなかったくせに、月見の日となるとそれっぽいことをしたくなる。

で、最近[Alexandros]な気分のわたし。 
こんな日は『ムーンソング』だろうと思って、全く月の見えていない朝から聴いている。

この曲、タイトルがまさしく月なのだが、曲調というのか、全体的な雰囲気がめちゃめちゃ月っぽい!と思う。たぶん月を音楽で表現したらこうなんだろうなみたいな。

暗闇に静かに凛と輝いていて、でもどこか儚げ。そんなイメージ。

歌の解釈はいろいろあると思うし、逐一こういう意味だとかは考えないけれど、個人的には月のような美しさと儚さを感じさせる曲だなと思う。


そして、たぶんMVのせいもあるのだろうが、この曲を聴いて思い浮かぶのは銀とか白っぽい色の月。

それに対して、わたしが帰りの電車の窓から見ている月は、金色というかやわらかな黄色というか、そんな感じの月だ。

月にも色んな色があるな。ふとそんなことにも気づく。そういえば赤っぽくみえる時もあるっけ。

個人的に一番惹かれるのは、『ムーンソング』のイメージの白銀に輝く月だが、月の色は一つじゃないという奥深さが魅力だとも思う。

月の模様がなんの形に見えるかというのもいろいろあるように、月は見る人の感性を映す鏡みたいなものなのかなぁと思ったりもする。

…とまぁ、なんか歌とは全然関係なくなってきたけど、『ムーンソング』を聴きながらいろいろと月に思いを馳せている。

そして、実際にこの歌を聴きながら月を眺めていると、目に見えている景色と歌とが驚くほどリンクして、ここまで書いてきたことも全部どうでもよくなるぐらいその世界に引き込まれていく。

日々のあれこれに追われているとそんな余裕もないかもしれないが、その時の情景にあった音楽を聴きながら感じるままに浸っていると、心が満ちてゆくような気がする。

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