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今は無き「九龍城塞」を模したゲームセンター

私は昔から「廃墟」とか「密集建築」とかいった存在がとても好きです。

「なぜ?」と問われることも少なくないのですが、自分の中に確固たる理由というものが…う〜ん……ある…あ…な…i…うん。

実際「なんとなく」が本音の大半を占めているのですが、あえて言うなら「計算されてないカオスっぷりとそこにある歴史が好き」です。

そういうことです。〈完〉

九龍城塞に心を奪われちゃった

〈完〉しませんでした。廃墟や密集建築が好きな理由は置いておいて、タイトルにございます【九龍城塞】。香港にあった巨大なスラム街ですね。有名なのでご存知の方も多いと思われます。

私が初めてこの九龍を知ったのはトーマさんという方のボカロ曲「九龍レトロ」を聴いたのがきっかけでした。曲の不可解且つ意味深な歌詞と独特な上がり下がりするメロディをニヤニヤと聴いていたものですが…ふと思いました。

「九龍てどこ」※一応場所であることは察した模様

早速調べてみるともう…私の心をときめかすために撮ってくださったんです?みたいな写真がわんさか!なんだこれどういうこと!?

密集建築の上にまた建築物そして更にサービスだよ〜ヨイショ★とばかりに建築物!!!

違法建築っていうか…無許可建築?らしいのに普通に建ってて人住んでるの凄すぎないですか。(もちろん当たり前に危ないけど。)私が今「怒らないから、責任は全部こっちが負うから好き勝手にこのマンションの上にお部屋作ってご覧なさい。怒らないから」て言われても絶対に作らん。というか作れん。

なんというか、良い悪いは別として、逞しさと生命力みたいなものを感じちゃうんですよね。九龍城塞の写真を見る度に。

九龍城塞なゲームセンターがあ…ったんだよ

と言うわけで本題ですが…そうなんです。前置き長子なんです私。2記事目で正体バラしました。隠す気ないですありがとうございます。

九龍城塞、私行ってみたかったんですよ。絶対に協力してくれそうな香港人の友達作ってガイドさん雇っていつか行ってやる!って思ってたんですけどなくなっちゃいましたね。今は美しい公園ができているようです。それはそれでいつか行ってみたいです。様々な歴史、怒涛の時代を人々と共に歩んできた場所ですからね。

ただ切なさは消えることなく…。そこで登場するのが川崎にある…いえ……あった……「ウェアハウス川崎店 電脳九龍城」さん。そうです。ここも無くなってしまいました…悲しい…

九龍城塞をモチーフにした怪しげで不思議で独特な雰囲気の内装をしたゲームセンターでした。私は3回くらい行ったのですが、ゲームせず内装見てずっとニヤニヤしてましたね。ニヤニヤしがちじゃない私?大丈夫?

そんなわけで写真載せますね(唐突)

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初っ端から「御出口」載せるやつがあるか。

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あやしい〜〜〜〜!!!すき〜〜〜〜!!!!

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この作り込み具合に感動して、初めて訪問したときは自然と拝んでました。絶対に人住んでるじゃんこんなの…

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ガラ悪いけど日々を生きているプロの違法建築おじさん(矛盾)出てきそう。

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「あれっ?ここ香港だっけ?」から引き戻してくれる突然のレトロゲーム。

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最高である…(語彙力喪失)

そんな感じでした。

何回でも行きたい場所でしたが残念ながら2019年11月に閉店しちゃったんですよね。知ったときはしばらく時が止まりました。そのときに「ああ…わたし、あいつ(ゲーセン)のこと本気で好きだったんだな…(ゲーセン)」てなりました。

ちなみに駐車場側から入店すると、煙を吹きかけられるっていう謎のドッキリ要素があったんですが、一緒に行った友達は怖いの苦手なのでキレ散らかしてました。いい思い出😊

またこんな素敵なコンセプトの建物できないかなーと願うばかりです。

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