#10「より生産者に近い場所で、一緒にゴールを目指す」。

今までの仕事から離ようと決意した！
そんなことを思う出来事をはなそう。

「料理人」というジャンルが好き。
（仕事）
自分の作った料理を食べているお客様の表情を見るのが好き。
笑顔になって、会話が弾み、また料理を口に運ぶ。
なんて幸せなんだろうと。
人に与える事で自分が癒されていた。
それを当たり前のように感じ、当たり前のように毎日していた。

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そんな時昔から知っている生産者から「試食」して欲しい素材があると言われる。

それは「冷凍した魚」！

しかも解凍してもドリップがでない！と言う。
正直食べるまでは疑っていた。
（そんなことはない）と！

数日後その日を迎えた。
用意されていたのは「養殖真鯛」と「養殖のトラフグ」だった。
解凍方法は氷水解凍だと言う、しかもブラインドの試食で、
一つは冷凍解凍後の刺身。
もう一つは生の刺身だった。

馬鹿にするのも大概にしてほしい物だ。
と思いながら試食をした。
⁉️！(◎_◎;)

口に入れた時の食感、一口噛んだ時に鼻から抜ける風味、後味にくる旨味！
違いの判別はわかるものの正直違いがわからなかった！

自分の料理人人生を悔やんだ！
だが、「いや待てよ」

今度は目隠しを外して視覚的に見ることに。
見た目は確かに大差はない。
鼻に近づけた際の香りも同じ。
食べた時の食感も大差ない程。