台湾留学で病んだ話 part5  現在まで

2学期目が始まる時に担当の先生とは、少しずつ授業を受けるという感覚に、学校に行くという感覚になれることができるように、最初は他の学科の授業なども交えながら少ない単位数から無理なく始めよう。と言う約束だった。

そう言われて取った他学科の授業は想像以上に面白く、毎週の授業に行くのが楽しみになるほどだった。1科目しか取っていなかったこの学期は当然無事に終了。

その後は、2年目の1学期、以前挫折した授業を再履修した。常に緊張状態であった以前とは違って、パニックにならないよう前に授業で習ってた範囲をできる限り予習していたこともあってか、なんとか取り終えることができた。


よし、これで完全復帰だ。成績表を見たときは、思わずガッツポーズした。


そして現在は2年目の2学期。もともと留年チックな状態なのもあり、周りが卒業に向けて準備を始める中私自身も早く卒業したい。という気持ちと、全学期は無事だったから今学期は少しくらい多めに取ってもいけるだろうという謎の自信も相まって、多めに単位を履修した。

最初の1ヶ月は忙しく生活する自分に、酔いしれていた。というのが正しい。
忙しい日々を送ることに充実感と達成感を覚えていた大学生の頃のようだった。

でもそれから暫くして、1つの宿題を期限通りに出せなくなったところから違和感を感じ始めていた。

次第にたった4ヶ月という短さの1学期が、4ヶ月もの長い時間を費やさなくてはいけないものになった。

忙しすぎてあっという間に過ぎていく1週間が、1ヶ月のように感じるようになった。

まただった。気づけばまた、あの頃に戻っていた。


あっけなくまたループしているかのように感じるこの台湾での生活。もうやりたいことも目標もなんのためにこんなに苦しい思いをしているのかも全て分からなくなってしまった。

だから今は、一旦日本に帰国して自分の将来設計をまた1からやり直すことにした。
現代人のリセット症候群と呼ばれる現象ともしかしたら似ているのかもしれない。
長続きのしない人が自分が集中するべきタスクに没頭できるようにするための最も簡単な方法。他のものをカットすること。

将来ことばを綴りたいと思う自分にとって、人脈とかは大事なのは重々承知だけれど、今回ばかりは少し自分自身に甘くなっても良いのじゃないか。そんなふうに今は思える。

____
追記:というか私はむしろ自分に甘えてばかりだ。
____

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?