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家計が立ち直る3つの策

給与が下がる、年収が減る。
これらは実際に経験したのだが、想像を超えて不安も負担も大きいものだ。

約4年ほど前、大きな人生の転機で世帯年収が3分の1まで下がった。
暮らしを小さくする大変さは、身に染みて理解している。

そこから、たくさんの挑戦と失敗を繰り返すうち、少しずつだが押さえるべきポイントが理解できた。

今回は、家計の立て直しにつまずくたびに見直してきた、3つの視点を紹介したい。

「何から見直したらいいの……?」
そんな時の、ヒントになるだろう。


[目次]

  1. 家計への負担探し

  2. 暮らしのレベルの適正化

  3. 買い物リストを疑う

  4. まとめ


1.家計への負担探し


それ、家計に負担になってない?

家計支出の中で、これまでは当たり前にしていたけど、今は無理があると感じることを精査していく。
支出の優先順位を書き出していくと、見直しやすいだろう。

固定費から始まり、変動費や食費、教育費、交際費、交通費など、家計簿の項目を見ながら、生活に必要なものから書き並べていく。
その中から、優先順位が低いものを削っていくのだ。

例えば、お中元やお歳暮、バレンタインデーやホワイトデーなどの贈り物。
これらは、直接会った時に事情を話すなど、相手を気遣う姿勢があれば、角を立てず少しずつ減らしていくことができる。

他にも、サブスク、保険、自動車などいろいろある。

無理なことは無理だと認め、周囲にも相談しながら負担を減らしていこう。


2.暮らしのレベルの適正化


暮らしのレベルは、収入に合ってる?

手元に入るお金が減った時には、当たり前のことだが、その範囲内におさまるまで暮らしのレベルを落とす必要がある。

生活水準を見直すときに役に立つのが、家系の黄金比率だ。

ネットで調べれば簡単に見つかるので、実際に計算し、数値を出してみよう。
そうすると、なにを見直すべきか、どこからコストダウンしていこうか、という次の行動の見通しが立てやすくなる。

おすすめは、固定費からのテコ入れだ。
支出を大幅に減らすことができるため、モチベーションも上がる。

ここで、どうしても伝えておきたいことがある。
それは、暮らしのレベルが下がることと、暮らしの質が下がることは、必ずしもイコールではないということだ。

これまでよりも、暮らしを小さくしていくことで見えてくる幸せだってある。
惨めな気持ちや、他人を羨む気持ちなんてミジンコほども必要ない。
臆することなく、胸を張って家計を立て直していこう。

これは、思い立った今、あなたにしかできない、自分や家族を救うための最高の仕事なのだ。


3.買い物リストを疑う


買い物リストの内容、本当にそれでいいの?

「あれも必要。」
「これも欲しい。」

それでは、家計が改善されない。

『本当に生活に必要な物』を見極めるための、時間を作ろう。

それでは、何から手をつけたらいいのか。
おすすめは、日用品の購入リストを整理することだ。

なぜなら、なにを買うか、いつ買うのかという見通しが立てやすく、使うお金がどのくらいかを把握しやすいからだ。
毎日使う日用品の数を減らすことができると、いつも買う必要がある物が減り、おのずと固定的な出費を抑えられる。

例えば、何種類もの掃除用洗剤を、クエン酸や重曹に変える。
ボディーソープ、ハンドソープをまとめて石鹸にする。
柔軟剤はやめる。
キッチンペーパーは買わずに古布でウエスを作るなどだ。
アイディアは山のようにある。

また、日用品以外にも同じことが言える。

いつも買っていたものが、本当に必要かを疑って見直す
すぐに買うのではなく、一度書き出して優先順位をつけてみる

立ち止まって、自分の買い物リストを眺めてみよう。


4.まとめ


暮らしを見直すうちに、世の中の当たり前だと思っていたことが、実はそうでもないことを学んだ。

収入が減ることは一見、ネガティブな出来事のように思えるが、これまでとは違った視点から暮らしを見直すことができるチャンスでもある。

自分史上最高に質素な暮らしは、なぜだかものすごく贅沢に感じられる。

これはきっと、一から手作りのクッキーが、何回も作り直しているうちに自分好みで大好きな味になっていくことと同じだろう。

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