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7/10〜7/16 あぁ、この人は音楽に
今週は、いつもより速く歩いているなと思いながら、ゆっくり歩くってどうするんだっけ、とわからなくなっていた。
まだよくわからないままの言葉たちがどこかに沈んでいってしまいそうで、同時に、新たに知りたいものにもっと手を伸ばしたくもあって、おぼれそうになっていたのかもしれない。
壁を、社会学のために捧げることにした。 pic.twitter.com/kLec5ES7ZI
— 𝓉𝒶𝓂𝒶 (@ta213ma) May 7, 2020
木曜日、ふと、去年やっていたように壁に力を借りてみようと思った。
あぁ。地面ができた。 https://t.co/tQhTChCP6c pic.twitter.com/j6Zm6VX4R3
— 𝓉𝒶𝓂𝒶 (@ta213ma) July 15, 2021
そうしたら、”地面”ができた。言葉たちが「そこにいる」。わからないままでも安心して、読み進めたかった本に向き合えるようになった。
今朝は、歩く景色がゆっくり流れていた。男の子が、立ち止まってツバメの巣を眺めていた。
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アボカドのぬか漬けが、想定以上にぬか漬けでびっくり。口を開けながら求めていたのはいつものアボカドの味で、アボカドはそのまんまで食べたいんだなと気がついた。
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春ごろ、ラジオで生放送のコンサート演奏を聴いていたら、休憩時間に指揮者自らがラジオに登場して楽しそうにお話して、また演奏に帰っていった。ラジオだから映像は見られなかったけれど、「足まで使って楽しそうに指揮されていました!」と解説者の人も楽しそうに語っていて、「この人は何者なんだろう」と気になった。それが、きっかけ。原田慶太楼さんという指揮者がいらっしゃることを知った。
どんな指揮をされるのか、どんな音楽が生まれ、どんな空間になるのか、楽しみに京都のホールに向かった。コンサートホールは、植物園のとなりにあって、好きだった。開演前に植物園を散歩したら、いろんな人が、それぞれの場所を見つけて本を読んでいた。なんだか、妖精みたいに見えた。
原田慶太楼マエストロの京都市交響楽団、素晴らしかったなぁ。ドヴォルザーク、4楽章で大きな波が飛んでくるのが見えました。メンデルスゾーンでの手の動きが美しくて、「あぁ、この人は音楽に触れることができるんだ」と。
— 𝓉𝒶𝓂𝒶 (@ta213ma) July 11, 2021
コントラバスの方が開演前のチャイムに合わせてハーモニーを弾いて隣の方と微笑みあっていたり、金子さんとの息を「合わせてる」を超えて「一緒に音楽を呼吸している」感じだったり、なんかもう、ずっと幸せだったなぁ。
— 𝓉𝒶𝓂𝒶 (@ta213ma) July 11, 2021
人って、人を楽しませることにここまで誠実になれるんだなぁと思った演奏会だった。開演前から、終わったあとの余韻まで、微笑みとともに誠実さで満ちていた。
いつか、原田さんの指揮で大好きなロシアの作曲家の曲を聴きたい。
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京響の方々にすっかり影響されて、sousouのマスクを買ってしまった。かわいい。
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「エリクソンをね、読みたいと思ってて」と話したら、同期の友達が読書会を立ち上げてくれた。とってもとっても嬉しい。それぞれの読みたい本を順番に取り上げていくことになった。あぁ、楽しみ。
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