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IT業界を上から見るか横から見るか

久しぶりに長いお付き合いの方と飲んで、その方がお話してくださった一言が今回のタイトルです。

前回のように少しお話をさせていただくことがあると、軽く自己紹介をさせていただくのだけれど、秘書からほげほげあって、今情シスしているってやっぱり変なのかなと思いました。
フィードバックを拝見すると、必ず一言は「経歴がえぐい!」とか書いてあるつぶやきをもらいます。

答え:軸は変わってない

5年ちょい前にデータアナリスト!、オペレーションチームでほげほげとか募集していたかっていうと今ほどなかったわけで、情シスなんていまだにどこの会社も総務の人もいれば、システム部の人もいる。やってることはおおむね変わらんのに、履歴書に書いたらオペレーションやら、システム課やら総務かよと、それは会社によるというのが転職回数が多いとデメリットでございます。広い意味で言うと、インストラクターだって、なんだって顧客が社内か社外かの違いで自分のデータやサポートでサービスを提供するのは変わらんのです。

経理と経営を代わりにやってくれる人が一番偉い!

会社法が変わったこともあるのですが、個人事業主(フリーランス)の人もすごく増えたし、会社自体もすごく設立しやすくなったと思います。
フリーランスの人のために、「仕事取ってきますよぉ!」っていうサイトもありますよね。
なんで、私が「フリーランス」、「個人事業主」をやらないか?

1.私の職種が向かないから(その形態なら派遣社員のほうがいいと思う)
2.毎月の経費精算、所得税、確定申告、法人税など各種納税、手続き
3.結局、その仕事の他に派遣会社で働くとかなら会社設立しないほうが良い

4年前にサラリーマンに20年ぶりに戻ってみました。やっぱり、経営と経理を代わりにやってくれる人はえらい!自分が自分の働くJD(Job Description)に専心できて、毎月同じ日に納税の義務を果たすことができるわけですよ。区役所からクレームも来ないし、無事、今月も病院に行けます。

そういうわけで、半端に起業して、半端なエージェント契約をするなら、どっちかにしないと経費ばかりかかるのと、時間の無駄なのでやめたほうがいいです。

IT業界を上から見るか横から見るか

・・・でタイトルに戻ります。30年このIT業界にいます。スタートアップにもベンチャーにもいました。もうない会社もあります。まぁ、会社の5年生存率とか終身雇用制崩壊とか言いたいことはたくさんあるけれど。

よくキャリアパスとか?スキルの棚卸?とか言われるんですよね。

30年もいると、ほぼほぼあたらしいツールをどーん!って渡されても、「あー、この辺にこんなメニューあるんじゃね?」で触れるし。経験がないもの自体がなくなってきていることは確かなのですね。その代わり、手を出したくない分野はあるのです。それは、情シスとして範囲を広げたくないから。
わからないほうでいいやって思考停止しているところもあるし。

キャリアパスかぁ・・・何になっているか、ITがどうなっているかによってニーズが変わっている気がしていて、5年後の自分がわからないですね。エンジニアの人みたいに言語や目の前のプロダクションがはっきりしているとなんか言えるのかな?でも、恒常的に新しいものを伝えられる人になりたいとは思っています。

スキルの棚卸・・・これってよく言われるのですが、何なのかな?いらないスキルはないのですが、今、復習しているのは、英語、PMP。そこから派生してセキュリティという細かい分野に行こうと思っています。でも業務経験はないから、アウトプットできるように変換していきたい。

横から見ている・・・ 情シスという地位も上がってきたし、データアナリストやデータエンジニアの要求も、最初は「Excel、Access、VBA、SQLができる人でいいですよー」がだんだん→「BIができる人」→「Python、Rができる人」→「機械学習言語ができる人」どんどん要求が上がってきています。報酬が上がっているなら良いですが。

上から見ている・・・ らせん状にAIだとかそういう進歩がある中でITが進化していっている過程でJDが変わってきているというだけの話。自分はそれに合わせて、急にPythonをかけるようになれるのか?→なってもいいんだけど。自分の方向性がエンジニアではないのであれば、横から見ている人たちと流れが違うだけ。上から見ていて、「あっ、こっちの仕事で自分のスキルでできそうだな」って思う「データアナリストではない」仕事に移るというのがストレスのない最適解になるんですね。

私が転職したいと思うきっかけは、あるのですが。ふふふ。

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