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同人誌、母娘で内容がシンクロ


SNSでは、過去の今日の記事が現れる。
これがなかなか面白い。

ライターの叔父(母の弟)から頼まれて、学生時代から発刊している同人誌へ寄稿している。
書く人が少なくなったのか、数年前から母も書くようになったものの、どうやら億劫になってきたのを発奮させるためか、私にもお鉢が回ってきたのである。

母にはサプライズということで、内緒だった企みの1回目の記事が届いたことが過去記事として上がってきた。


私は、色彩の仕事を始めたきっかけを書いている。
そもそも着物に興味があり、着物の会社に就職し、着物のコーディネートを上達させるために色彩の勉強を始めた。
そのエピソードを、祖母の着物の写真を挟んで書いたのだ。

祖母の着物


母のページを読むと、庭の木の話である。母は山歩きで見つけたビワの苗や、夏みかんから出てきた、芽の出た種などを面白がって庭に植えていた。
それが今では実をつける木になっているらしい。


そうそう、母は旅先でも花や葉を拾っては押し花にするような変な収集癖があり、日記にそれをいちいち貼るため、どの日記帳も膨れ上がっているのだ。




そんなことを思い出しながら読み進めると、疎開先で苦労した話になった。
そこには祖母の着物のことにも触れてあったのだ。
前述のように、母はもちろんのこと、私も母の原稿の内容など、事前に全く知らなかっただけに、この偶然に驚いた。

裸木(母の文)


また、庭の木など全く無頓着だったことに、後めたい思いにもなった。
まぁ、一番喜んでいるのは感激しいの叔父だろう。

なかなか長文を書く機会がないので、結構大変な作業となるのだが、かれこれ30年以上前のことを振り返るのはなかなか面白い。
今だったらこうするのにな、とか時代の価値観とか、一方相変わらずなところにもハッ、とさせられたりする。

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