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次にグラグラ来たときのために『リソース』をメモしよう

こんばんわ
この5日間、肉体的にゆっくり休む+精神的デトックスで、人生で一番「夏休み」を感じている気がします。
そんな中で、なんとなく気になっていたこちらの本を読みました。(アンリミ入ってるから無料!)

 家庭環境や性的なトラウマを抱えて生きてきた作者が、公的機関から紹介されたカウンセラーの治療を受けてそれらを乗り越えました、という話です。
サンプルをTwitterで見ていましたが、読むと想像以上にこの自分の記事で書いたことと同じで驚きました。

冷えて固まっている過去の自分を暖めるイメージをするとか、何かを成そうと自分を追い立てる厳しい自己イメージを「貴方がいたからここまでやってこれたよ」と認めたら緊張が緩んだとか色々、全体的に共通する治療方法を感じる。
インナーチャイルドの存在が医療機関の人から話されてるのも初めて読んだけど(そもそもそこあんまり深掘りしてなかったのもあり)一人じゃなくて色んな傷を負ったチャイルドがいると書かれているのもドンピシャでした。

なんで?????

なんで私はここに一人で辿り着けたんでしょう……
真面目に結構謎なんですが、多分一つに、スピ系のヨガを数年やってた時先生に「あなたの中に沢山の小さな貴方がいて、どの自分の意見を聞くか決めるのはあなた」というようなことを何度も言われていて、複数人のインナーチャイルドのイメージがすでに脳内にあったこと。

それともう一つ、私には劇的なトラウマが無かったことでしょう。
自分には確実に幼少期の親との精神的な繋がりが足りていなかった。だけどあくまでそれは「無いものは無い」という話で、向こうは悪意があったわけではなく意図的に傷付けられた経験などはなかった。
あとラッキーなことに学生時代からこれまでも他人との付き合いでイジメや裏切りにあったこともなかった(まぁ、後者は他者との関わりから逃げてきた結果でもあると思いますが)
だから自省ついでにゴリゴリ過去の自分の辛さ寂しさなどを遡れた、というのはこの本を読むとより幸運なことだったなと思いました。

まぁとにかく、この本は私にとって「答え合わせ」のような感じで、今まで私が自己回復のためにやってきた方向があっていたのだと確信が持てて嬉しかったです。
基本的には専門家のカウンセリングにいってセラピーを受けるという内容なので、これを読んで即問題解決というわけではないですが、作者の人の分かりやすい、エグくなりすぎない絵柄でトラウマの治癒の過程が読めるので興味ある人にはかなりオススメです!

『リソース』とは?

表題のリソース、この本に出てきた用語でこういうものらしいです。

リソース(資源)
自分自身の内側と外側にある、自分を支えてくれるもの。
興味関心・能力・関係性・環境・場所・物・自然…など。

トラウマを持つと「安全」を感じられなくなる。
だから「安全」を感じるリソースを増やすのが大事

なるほど、ある程度元気になってきた今も精神的に落ち込んだり起伏自体はあるけど、「自分は大丈夫」と思える根拠を心のなかに持てたから、と言う気がします。要するに自分の中のリソースが充実してきたのを自分でも感じるわけです。
ここからは単なるメモですが、いつかまた具合が悪くなったときの為に自分のリソースを書き出していきたいと思います。

興味関心

  • ホラー・ミステリー小説

  • ゲーム

  • 一度読んだ好きな漫画を読み返す

  • 散歩、大通り沿いをひたすら歩く

  • カラオケ

  • 創作する

    • 元気なときは一番のリソースになる(成果物があるので)けど、気力がない時は何か作らないと、という焦りにもなる

能力

  • 創作力

    • 上手く人と関われない時も、不完全ながら創作で繋がることが出来た

  • 言語化能力

    • 相手に一番通じそうな言葉を選びながら、自分の感情の話をする

  • マインドフルネスやヨガで思考の悪い流れを切る

  • 一度鬱になって楽しいことがなくなっても、ジタバタせずに休んで元に戻れた経験

  • 絶対に自暴自棄にならない、どんなに苦しくても人生をちゃんとやっていこう、そうすればきっと良くなる、と信じている

    • この謎の確信にずいぶん助けられてきた人生だったなと思う

関係性

  • 友人との思い出

    • 喧嘩して仲直りできたこと

    • 本心を言って受け入れられた経験

    • お節介とは思いつつ助言をして感謝されたこと

    • 創作を通じて知り合ったけど、創作抜きで私が好きだと言われたこと

    • 最後にはダメになったとしても、本気で向き合ったと言い切れる関係を経験したこと

  • 尊敬する人の生き方

    • なんでも一度試してみて、良くなかったら止めたらいい、という言葉で色んな道が切り開けた

    • この人を好きな自分に恥じない生き方をしようと思う

環境

  • 向いてることを仕事にする

  • 気の合わない人とは、合うところまで離れる

    • もう二度と会わないこともあるし、数か月に一回なら仲良くできたり

場所

  • ビジネスホテルの個室

  • 一人暮らしの部屋

  • サウナ付きの銭湯

  • 電子ピアノの前

  • お風呂

  • プール

  • 良い枕、寝具

  • 抱きまくらにしてるぬいぐるみ

  • 自分が作った料理

自然

  • 海の音

  • 植物を育てる


なかなか、考えてみると生きづらさを産んでる考え方と裏表だよなーと思ってしまう項目も結構あるので結構悩みましたがこんな感じ。

勇気を出してやってみる→上手く行った
駄目だと思い込んでることを相手に聞いたら大丈夫だった

という経験を通した自信が一番リソースになってると思いますが、そのほかマインドフルネスなど色々身につけたリラックス方法もその下支えになってくれてる感じです。
たまにこれを見返して更新とかしていきたいなー

ここまでお読みいただきありがとうございました😊

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