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世界史小論述徹底攻略法

こんにちは、きたむらと申します。
今回は、世界史の論述問題についての記事です。
特に、120字以内のいわゆる「小論述」対策を中心に書こうと思います。

さて、世界史に限らず、論述を勉強する時は、学校や塾の先生に添削してもらうというのが定説になっています。
それは至極最もな意見です。
添削をしてもらえるなら積極的に添削してもらいましょう。

ですが、全員が全員添削を受けられるわけではないですよね。
現役生でも添削をしてくれる先生が周りにいない、宅浪、仮面浪人など、気軽に添削を受けられる環境にない方は多いと思います。
僕は、このような環境で差がついてしまう状況はフェアではないなあと感じています。
ですから今回は、一人でもできる小論述対策について記事を書こうと思います。

■ 本題

世界史の論述というと、用語の説明から原因結果変化を問うものまで、色々なタイプの問題が出題されます。
ここで、一例として、次の問題を考えてみましょう。

例題:8世紀後半の唐では税制の変化が起こった。その変化の内容を、変化後の税制の特徴を中心に40字以内で答えよ。(オリジナル)

いかがでしょう。
通史を学習した人ならば、全く手が出ないわけではないと思います。
両税法のことだな、とすぐわかった方も多いでしょう。
しかし同時に、いざ40字にまとめるとなると手が止まってしまった方も多いはずです。
変化というからには変化前に触れることも大事ですし、両税法の内容をサラッと書くことができたでしょうか?
ここで解答例です。

解答例:租調庸制に代わり、所有している土地に応じて課税する両税法が施行された。

解答例を見て、どう思われましたか。
こんなの、知らないよ…と思いましたか?
そうです。
知らなきゃ書けないんです。
論述問題を解くには、入試本番で書けるように知識をストックしておく必要があります。

■ 勉強法と使用参考書

具体的な勉強法に入ります。
まずは、頻出の論述問題の解答をそのまま覚えてしまいましょう。
やはり、最初は丸暗記に近い形で解答の型を覚えてしまうのがいいと思います。
英作文で基本英文を覚えてしまうのと同じで、まずは書き方を学ばなくては応用を利かせることはできません。
何回も繰り返すうちに理解を深めていけばいいので、まずは解答の真似をして正しい書き方を習得しましょう。
その際におすすめな参考書がこちらです。

こちらの参考書は、見かけは一問一答集ですが、実は超優秀な小論述対策本です。
というのも、300題の小論述問題が掲載されているのです。
この300題を覚え込んで、論点をストックしていきましょう。

ある程度覚えたら小論述の『ノリ』が分かってきます。
その後で教科書を読めば、論述問題で問われやすそうなところが見えてきます
それをノートにまとめて、オリジナルの暗記用例文集を作成しましょう。
自分が志望する大学の過去問の解答を自分で作ってみてそれに加えていくのも良い方法です。
このようにして、試験会場に『持っていく』表現を叩き込むのが、独学でもできる論述対策です。

■ まとめ

いかがでしたか。
この方法ならば、一人でも論述練習が可能です。
まずは、300題を覚え込んで基本の論点を抑え、後は各自で教科書から使えそうなフレーズや文を覚えていきましょう。
大論述が出題される大学を受験される方も、まずはこの300題をきっちりマスターすることで、論述の基礎を作ることができるので、是非やってみてください。
(そのうち大論述対策の記事も書く予定です)

今回はここまでです。
ありがとうございました。

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