高校生に読んでほしい本①
こんにちは、きたむらと申します。
今回は高校生に読んでほしい数学の本をご紹介します。
超ロングセラー本なので、数学に興味のある方ならとっくに読んでいるかもしれません。
ですが、数学以外の場面でも応用できる考え方を身につけることができるので、数学好きの方以外にも読んでほしいなあと思い、紹介させていただくことにしました。
それは、こちらの本です。
この本は、数学を題材に、どのように問題を解いていけばよいかを教えてくれる本です。
軽く内容に触れてみましょう。
この本の中では、問題を解く時には4つのプロセスを経ることが重要だとされています。
その4つとは
①問題を理解し、
②解答する計画を立て、
③その計画を実行する。
④そして得られた解答を検討する。
です。
例えば、数学のテストの時を思い出してみてください。
まず、問題冊子を開くと、問題が並んでいます。
見た瞬間に答えや解き方が分かるものもあれば、そうでないものもありますね。
『いかにして問題をとくか』が役立つのは、解き方が一見分からない問題です。
先程の4つのプロセスに当てはめてみると、
①理解
→どの分野の問題かな?図を書いてみようか?
②計画
→前に解いた問題と同じ解き方はできないか?覚えている定理や公式で使えるものはないかな?
③実行
→実際に解いてみよう。
④検討
→答えらしきものは出たけど本当に大丈夫か?違う解き方を考えてみようか?
という具合です。
応用問題になるにつれ、この考え方が大事になります。
特に、入試本番では、難関大学になるにつれ、見たことのない問題が出ます。
そんな時、自分で解答をひねり出す力が、この『いかにして問題をとくか』によって鍛えられるのです。
ここでいう問題とは、必ずしも数学の問題でなくてもよいです。
物理や化学、英作文や社会の論述問題などはこれと同じプロセスで解くことができます。
また、いわゆるテストの問題ではなく、実生活の問題に対してもこの考え方を使えば、解決の糸口が見つけやすいのではないかと思います。
以上のような、問題を解く際の考え方を学ぶことができるのがこの本です。
いかがでしたか。
古い本なので少し文章が硬いですが、内容は現代にも通用すると思います。
この本に興味が湧いたけど難しそうだなと思っている方は、苦労して読書するという経験もいつか必ず役に立つので、頑張って読み通してみてください。
ありがとうございました。
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