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留学中は日本語NG?日本人とは絡まない方が伸びる?留学中の日本語との関わり方

留学期間中に日本語を話すと英語が上達しない

ってきいたことありませんか?

実際に私も留学中に

絶対日本人とは絡まない

日本語を話さない

と決めている人が周りに一定いました。

結論から話すと、私個人の意見は、そんなことはない、だと思います。

現に私は日本人の友達とは全然ぺらぺらと日本語で話していました。

結果は、実際の海外の滞在期間は周りに比べて短かったものの、ローカルカフェで働け、現地の友達からもびっくりされるぐらい英語力を得ました。

なぜか。

私には日本語を話すのを禁止しないかわりに決めたルールがありました。

それは、「日本語を話している倍以上の量の英語をネイティブもしくは自分より上手な人と話す」ことです。

日本人と絡まない、日本語は一切話さない。日本人同士でも英語に徹する。

これってかなり精神的にくるんですよね。(まいっている人をよくみました)

実は私もはじめこれを実行してたんですがすぐやめました。

理由は、

1. 話せなくて病む

2. 日本人同士で英語話しても、同じようなボキャブラリー、文構成なのでわかった気になり、 結果として、(一定話せるようになったら特に顕著になるんですが)やっているわりに自分のボキャブラリーが向上しない

3. 他の国からきている生徒は普通に母国語で友達と話しているけど、英語がぺらぺらな人も多い=つまり母国語NGが必ずしも正解ではない(もちろんラテン系の言語はもともと英語と近いのでその人たちにとっては理解しやすい、というところもありますが)

うーん。なんか結構やる気が出ない、の割にはこの方法って本当に効果あんのか?と疑い始めました。

そして同時に、なぜ自分はその方法をとっているのか、を考えました。

日本語を話しちゃうと英語を忘れちゃうから、日本語に頼ると英語が伸びないから…

ん?じゃあ別に日本語を排除するんじゃなくて、英語をで話すこと自体を爆発的に増やせばいいのでは?という仮説に至りました。

だって日本語を話すことが英語の向上を妨げるんではなくて、英語を使わない、聞かないことが英語の向上を妨げ、日本語を話してしまうのはそのうちの一つの要素に過ぎないのだから。

目標達成のための手段が、目標自体になるところでした。

であれば、自分と同じような志の高さの友達と、日本語でとことん語り合ったりして、そこで頑張るパワーをチャージした方がよさそうだ!と。

それからは日本人の友達には日本語を、それ以外の友達には英語で話し、気会話量を増やすために努めて雑談をするようにしました。

これが自分では大成功。日本語でたまに悩みとか語ったりして、ストレスは逃がしつつ、普段は英語をむっちゃ話す。雑談しまくる。で英語をかなり伸ばすことができました。

私の場合、勉強する以外に英語が伸びた環境的な要因は、ローカルのカフェで鬼の一人シフトで働かされていた経験(二度とやりたくない)と、上記のようにネイティブや南米の友達とおしゃべりする時間が圧倒的に長かったことかと振り返って思います。

日本語一切禁止ってすごい試みだとは思いますし、効果がないわけではないと思います。それを実行して英語が爆発的に向上した人もいると思うのですが、ただ私には合わなかったのです。

目標にたどり着く方法の解が一つではない中、なぜそれをやっているのか、自分の場合もそれがいいのか、について焦点をあてた時に、その方法が私の解ではなかったのです。

要は一般的に「いい」「正解」だと思われている方法でも、

「なぜそれをやるのか」

「それは自分の場合でも従った方がいい方法なのか」(万人に最適な方法って基本ないと思うので)

を自分で考えた上で、それでも結果が望めそうなのであれば実行する、という考え方が大事なのではないかと思います。


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