見出し画像

恥をかいているか?−コーポレートマネージャーが挑戦をやめない理由

こんにちは、Talknote編集部です。
本日は、社員インタビュー第9弾!
コーポレートユニットマネージャーの浅井さんのインタビューをお届けします。

浅井さんは、現在経営企画、バックオフィス領域を管掌しています。また、2019年度年間MVPの受賞者であり、Talknoteを代表するハードワーカーでもあります。そんな浅井さんのこれまでやこれから、そして大事にしていることなどを聞いてみました。


ー改めましてよろしくお願いします。まずは自己紹介をお願いします。

浅井 初めまして。Talknote株式会社で、コーポレートユニットのマネージャーをしています、浅井遥です。現在はバックオフィス全般(総務、労務、法務)と経営企画、内部監査室の役割を担当しています。また、実は「社内最多異動」のタイトルホルダーで、これまでサポート、セールス、CS、経営企画、内部監査室、バックオフィスなど社内を渡り歩きました。


ー浅井さんの異動回数は本当に多いですよね。個人的には、毎度異なる業務に対応できている姿を見て、すごく尊敬しています。ちなみに、浅井さんとしては「〇〇が絶対やりたい!」といった、業務へのこだわりみたいなものはないのですか?

浅井 職種の観点から言うと、基本はカスタマーサポートに主軸があります。極端に言うと、どの部門においてもサポートの延長線上という感覚なので、全く別のことをしているという意識は少ないかもしれません。現在担当しているバックオフィス業務も、サポートする対象がお客様から社内に変わっただけという感覚です。

具体的には、メンバー入社時のサポートの対応範囲は、サービスの使い方や不具合などに関することだけではなく、契約や請求対応、営業同行、社内システム改善、規約や契約書の作成、月次の売上集計など多岐に渡ります。特に入社して数年はメンバーも少なく、そもそもの対応範囲が広かったので、いずれの役割もなんとなくイメージがあり、抵抗感無く異動できているのかなと。
そして、そもそも最初の異動要請に対してYESと言えたきっかけは、サポートを任せていいと思えるメンバーがいてくれたことが一番大きいと思います。

次に、自分のキャリアという観点だと、「恥をかけているか?」ということを重視しています。つまり常にチャレンジをすることで、その中で失敗もあり、必然的に偉そうにできなくなる状況に身を置きたいということです。
コンフォートゾーンにいる限りは、普段の延長線上の業務であれば恥をかくようなことは少ないですよね。
私は今年で41歳になりますが、年齢を重ねる毎に過去の経験を踏まえた「べき論」で話してしまいがちな自分にも危機感を覚えるようになりました。もちろん、コアな部分を固めることは大事ですが、それ以外の部分に柔軟性が無くなっていくと考え方や価値観が更新できず、ベンチャーのような変化の大きな環境においては致命的だと感じています。

そういった観点から、これまでの異動は未経験の職種への挑戦機会を得ることであり、「柔軟性を維持するためのシンプルな方法」として大きな意味があります。過去の知識や経験に頼れないことばかりなので、わからない中でどうするかという柔軟な思考が求められるし、知識が無いから偉そうにすることもできないので。

Talknoteは成長途上で、必要な事がどんどん増えます。それを積極的に拾える環境があることは、自分にとってはありがたいですね。


ー「柔軟性」、まさに浅井さんって感じがします。そんな浅井さんが現在担当している業務について教えていただけますか?

浅井 現在は、バックオフィス全般(総務、労務、法務)と経営企画、内部監査を管掌しています。バックオフィス領域はプレイングマネージャーとして、経営企画や内部監査は現在1人部署なので、プレイヤーとして業務をしています。

これらの業務は、現在の会社の規模感においては「柔軟さ」と「繊細さ」が強く求められています。特に今のフェーズにおいては、良いと思ったらとにかく試していく必要があり、時には自分の想定や考えとは全く異なることも多々あります。そうした場合に、常識的に「できる/できない」の判断をすると、会社の成長やスピード感を落としてしまうリスクがあるため、どのようにしてそれを実現するかということを考える必要があります。同時に、常識から外れるからこそ、リスクがどこにあるかを見極める繊細さも必要になります。そういった意味で、軸であるサポートの業務も同じことが言えますし、各職種の経験値が少ないからこそいい意味で「べき論」が確立されていないので、特に今の成長フェーズにおいては、自分の立ち位置は適しているのかなと思います。


ーなるほどですね。「柔軟さ」「繊細さ」この2点に関して、求められるのは具体的にはどんな場面でしょうか?

浅井 まず「柔軟さ」ですが、例えば、バックオフィスは単純なルーティン業務に思われがちですが、そう簡単にはいかないことが多いです。「契約書の確認」を例に挙げると、例えば契約書の内容に会社として受け入れることが難しい条項があったりします。しかし、その契約の主担当は、どうしてもその企業様と契約がしたいという強い理由があったりします。

そういった場合、単純にできないと答えるのは簡単ですが、それではただ会社のスピード感を落としてしまうだけなので、契約の背景から内容、その条項がなぜ入っているのかを細かくヒアリングした上で、できる限り要望に沿うような修正案を考えたり、代わりに別の条項で譲歩するといったようにして、現実的な着地点を見つけていく必要があります。

コーポレートを経験して気づいたことは、決まった正解が存在することは想像以上に少なく、ケースバイケースで意思決定していくことの方が多いということ。これは労務であっても、経理処理であっても、変わらないのではと思います。だから、そういった意味で「柔軟さ」は非常に重要な要素だと思います。

次に「繊細さ」についてですが、バックオフィス業務の多くは、当然ですが国の法律や制度等のルールがあります。そのため、いくらすごいアイディアや施策であっても、このルールを逸脱してしまっては元も子もありません。そのため、なにか新しい施策を打つときなどは、「柔軟さ」を最大限維持するためにも、士業の先生の力をお借りしつつ、どこにリスクがあるかを丁寧に見極める必要があり、そのためにもリスクを感じ取ることができる「繊細さ」も大事な要素だと思います。


ーなるほど。自分が抱いていた印象の何倍も、バックオフィス業務の難しさが伝わってきました。最後に、現在のユニットの課題を教えてください。

浅井 課題とは少しずれるかもしれませんが、是非ともCFO職の方にご入社いただきたいです。バックオフィスは攻める部分と守る部分が存在しますが、内部監査室の早期設置や業務フローの整備など、守りの面は徐々に整ってきたのではないかと考えています。対して、経営企画やファイナンス等の攻めの部分は、まだまだ改善の余地があるからです。

具体的には、TalknoteはHR機能とコミュニケーション機能を兼ね備えたツールであり、お客様のコミュニケーションデータという、ビジネスにおいて最もベーシックで重要なデータを膨大に保持しています。
しかし、このコミュニケーションデータを活かしきれていない現状があります。例えばコミュニケーションの課題分析や改善の提案などの形で、お客様に還元しきれていないというのが、会社としての最も大きな課題の一つだと考えています。逆に言えば、お客様にしっかりと還元できさえすれば、もっともっと多くのお客様に使っていただける可能性や新たなサービスの展開など、多くの可能性を秘めていると考えています。そして、これらを推し進めていく上で重要な要素の一つとして、実行するための計画や資金が必要になります。しかし、残念ながら私達だけではスキルも時間も足りないことが、本当にもどかしいのです。そのため、もしこの記事を読んで、ご興味を持っていただける方がいらっしゃいましたら、是非(×10回)お会いしたいです。


Talknoteでは一緒に働く仲間を募集中です。
一緒に働きたい!と思った方は是非ご応募をお願いいたします。

新卒採用はこちらから
中途採用はこちらから

カジュアル面談、もしくは会社説明会へお気軽にご参加ください。ぜひお話ししましょう!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?