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#26 ゲーマーに年功序列?ゲームセンターでアールが学んだ"社会のルール"と天才と呼ばれるプロゲーマー

★ゲーマーの流儀、今回もゲームについて盛り沢山です!
・中村優花が実体験してきたeスポーツホテルレポ!
・ゲーマーに年功序列ってあるの!?
・ゲームセンターで社会の生き方を学んだ!
そして"天才"と呼ばれるプロゲーマーのご紹介!
など、たっぷりとお届けします!

番組は各種ポッドキャストから配信していますので、ぜひお聴き下さい!
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【今回取り上げたゲームニュース】
▼eスポーツの世界市場を解説する“グローバルeスポーツマーケットレポート2021”が発売。膨大なデータをもとにeスポーツビジネスの最新動向を紹介

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また、プロプレイヤーからゲーム業界を支える裏方まで、毎回業界への影響力が強い人物をピックアップしてご紹介します。
(「ゲーマーの流儀」内でアールがお話ししている内容です)

(ゲームでも天才って呼ばれるプレイヤーさんがいますけど、格闘ゲームの天才っていうのはどんな方がいらっしゃいますか?)

 格ゲーの天才。「天才」ってどういう人を思い浮かべますか?

(天才はゲームが圧倒的に強い。それはもう先天的でも自分が努力したのでもどっちでもいいんですけど、もう圧倒的に強い人ですか?)

 なるほど、努力という過程があったとしても頂に辿り着いたらそれは天才であるという定義。自分が思う「格闘ゲームの天才」はまず実況者として一応断りを入れておきたいんですけど、「天才」って言葉はなるべく使わないようにしてます。

 何でかと言うと、自分の中でですけど、天才っていう言葉を使うと過程を無視しているようなニュアンスに感じちゃうんですよね自分は。彼は天才だからっていうのは区別を超えて差別になってる瞬間があるんじゃないかって考えたことがあって、だからなるべく天才っていう言葉を使いたくはない。でも天才って使う時がある。それはやっぱり色んなことが絡み合ってなんですけど。

シノビズムを経営してる夫婦プロゲーマー「ももチョコ」の「ももち」選手。

 ももち選手は色んなことをやってるんだけど凄く他のプレーヤーと違うことがある。今の日本のトッププロって、みんなで一緒に練習して情報を共有して、それぞれが高め合うっていう形。別にライバルだから自分の手の内を晒するのは損じゃないっていうところも超えて、色んな手の内を晒し合って更にその先を見ていこうっていう切磋琢磨の仕方をしてるんですよ。だけどももち選手は基本そこに参加しない、明かさない。それってプラスか損かで言うと損だと思うんですよ。普通の考え方だとみんな共存共栄の道を選んでる。ただももち君は自分の頭の中でシミュレートできちゃうらしいですよ。

(そのコミュニティに入らないってことは他の情報も聞こえてこない)

 攻略の共有もできないけど勝つんですよ。だからどういうことなんだろう?と思い、本人に聞いてみました。本人は誰と練習してるかっていうと、自分のチームの人と練習したり配信で凄く実力差のある人とペチペチやって。練習はこれだけしかしてなかったですって明言して大会勝ったりするんですよ。「そんなわけねーだろお前。他のみんなめちゃめちゃ苦労してるぞ」・・・という中で、ももち選手は何やってるかって言うと頭の中でシミュレートしてる。

 今、ストリートファイターVのキャラが45キャラいるんですけど、普通の人がその1キャラ極めのも超大変。2キャラ極めたらもうプロだよね。3キャラは相当器用じゃなきゃできないっていう中でももち選手は10何キャラを一線級に使えるですよ。それもおかしいし何でも上手いんですよ。

(ストリートファイターってレベルがあるじゃないですか。プラチナとかシルバーとか。ももちさんはどれくらいのレベルなんですか?)

 ももちさんは一番上のところまで・・・まぁやってないから分かんないですけど、ももちさんの伝説エピソードがあるんですけど。「イレブン」っていうキャラクターがある日実装されたんですよね。このキャラクターはどんなキャラクターかっていうと、ランダムで何かのキャラクターになる感じで、ゴム状のクリーチャーが試合のたびにウィーンってその形が変わって、リュウになったりケンになったりとかして、何が出てくるか分かんない。しかもストリートファイターVって、スキルトリガーって言うオプション要素があるんですけど、その組み合わせもランダムになる。だから普段使ったことのないキャラの使ったことのないスキルセットで戦わされるっていうので、プロゲーマーたちがイレブンっていう名前にかこつけて”イレブンで11連勝企画”みたいなのを一時期やったんですよ。めちゃめちゃ大変。運も絡むから、イレブンで11連勝と大変だって言ってる中で、ももち選手に何が起きたと思います?

(11連勝しちゃったんですか?)

・・・41連勝です

(何が出てくるかも分からないのに!!)

 めちゃめちゃ強い人とマッチングするような「ランクマッチ」で41連勝超え。「何をやっとるんだこいつは、もうどうかしてる」。それが百地祐輔(ももち)を語る上で一番説得力があるというか、「そんなことできるやつおる!?」っていう。それができちゃうのがももち/百地祐輔であり天才。これやっておきながらみんなと練習してないし、なんならそれをやっちゃったから、プロゲーマーが”イレブンで11連勝”みたいな企画が企画倒れになっちゃって。

(もやは事件)

 やっぱりそこまでされると天才だよね。その才能の部分に、そのみんなができないことをいとも容易く出来るって言うのは才能だと思うんで、その部分が強い。”天賦の才”を持ってるっていう風に感じます。

(ちなみにその企画はどっかで見ることができるんですか?)

YouTubeとかに「ももち イレブン」とかで検索したら出てくると思いますよ。

(ゲーマーの流儀#26より)

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ゲームに特化しまくった「ゲーマーの流儀」。
番組ではゲームについて聞きたいこと、疑問&質問、何でもお待ちしております。

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MC :アール @papatiwawa
アシスタント:中村優花 @new_kind_flower

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