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4月の本

5月だ〜!

5月ってなんか緑色を思い出す。


1月は白、
2月は黄色、
3月4月は桃色、
5月は緑、
6月はわからない
7月もわからない
8月は青、
9月は橙、
10月は茶色、
11月も白、
12月は緑。

と、なんと解像度の低い
色あてはめ遊び。


5月は緑色を思い出すとか言っておいて
12月にも平気で緑を持ってくるあたりが
ひどい。
(6、7月をわからないとするのも卑怯)


5月は楽しみな予定がたくさんあるのだ。

4月も新たな出会いがあり、
またすこし世界が広がった。
4月、楽しかったよ、ありがとう。


そして読んだ本。

『お茶の歴史』ヘレン・サベリ
『土と内臓 微生物がつくる世界』
デイビッド・モントゴメリー/アン・ビクレー
『マチズモを削り取れ』武田砂鉄
『黄色いマンション 黒い猫』小泉今日子
『どきん』谷川俊太郎


どきん、
なんて可愛い名前なのだ。



昔から和田誠の装丁、装画本を集めていて、
古書屋さんで見つけると
わー!っとすぐに買ってしまう。

私のPodcast番組
『とーく とぅー とーく』にて
この詩集の話をしたので、久しぶりに読んでみた。

ピュアで無垢で、するどい。
小さい子にたくさん読んで欲しいなと思う。

この詩集の中には
『春に』が収録されている。

この詩は合唱曲にもなっていて、
キングオブコント2021の決勝で
ザ・マミィが披露したネタにも
同曲が使われているのだ。


私は本を持ち歩く時
カバーを取った状態にするのだが、

どきんのカバーを取ったところ
ザ・マミィの酒井が立ち現れた。

『ここになんかある…!』


ネタ内で酒井が胸に手を当て、
『ここになんかある…!!!!』と
言うフレーズを放つのだが、
この絵、2021年の未来を予言している…。


ザ・マミィのそのネタ、
切なくて笑えていいんだよねぇ。

こういう、
自分の脳内にある引き出しが
何かのきっかけにぱかりと開く時
あ〜っ!たのしいな〜!と
幸せな気分になる。


こちらも和田誠の装丁。



最近、だいっっっっ好きになった
キョンキョン。

私は80年代カルチャーが元々大好きなのだが、キョンキョンは通っていなかった。

(映画、怪盗ルビイは勿論見た)

なぜ今になってキョンキョン?
と言う質問に答えるとすると、
Podcast番組の『ホントのコイズミさん』を
聴き始めてから。

小泉今日子が個人経営の書店に行き、
店主と本について話すという番組。

それが、とても良いんですねぇ。


和田誠装丁ということもあり、
すぐにこの本を買ったのですが
近年読んだエッセイの中で一番良かった。
宝物。



キョンキョンのこのエッセイは
"生" と "死"の息づかいが聞こえる。

裏表紙が天使なのも
うん。頷ける。


キョンキョンは

シリアスなことも
きらり、と光ることも
あたたかなことも
冷たいことも、
きちんと、
みている。

10代の頃から、
冷静に社会や世界をみている気がする。

特には『あー!めんどくせー!』と
言いながらも
それらを受け止めて、

時が立って
年齢を重ねても、

生きてきた中で
積み上げられてきた
心の中の箱を
もう一度取り出して

見つめ直しては
いつも、
いつまでも考え続けている。
リフレインしているように思う。


孤独や悲しみも受け止めながらも
楽しそうで、かっこいいのである。


あー、だいっすき!

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