光の粒

胎内記憶などについてのエッセイ漫画を読んだ。
筆者の長女が語る、産まれるまでの記憶。
彼女の話を私なりの解釈でざっくり要約すると、

・赤ちゃんは天国にたくさんいて神様のもとでご飯の食べ方やおっぱいの飲み方を学び、地上の親のもとへ虹色のすべり台でおりてくる
・このとき親を選んだり赤ちゃん同士兄弟になろうと約束することもある
・すべり台を失敗するとまた空に帰る(私は流産と捉えました)
・人生を終えて死ぬと肉体から魂が離れ空に帰り、そこでほかの魂と交流し自分は次に何に生まれ変わるか決める
・地球で生物の赤ちゃんとして生きるとなれば天国へ(初めに戻る)
・天国の隣に地獄があり、そこの住人は天国の赤ちゃんにご飯をつくっている。そこで赤ちゃんから感謝とハグを必要なだけ受けると天国の赤ちゃんに生まれ変わることが出来るが、地獄に行けない程の人は天国へ向かう道の途中で黒い神様に連れていかれる

というようなお話。
だいぶはしょりましたが。
否定する根拠がないので、素直にへえーーーーーーと思いながら読んだ。
どちらかと言うと、本当だったらいいなあ、という感じ。
特にこの少女の話によると「自分(少女)の前に流産した子が次女として生まれた」らしく、こういう可能性があるというのは流産で辛い思いをした人たちは救われる話ではないかとも思った。
経験者の気持ちは計り知れないけれど。

その中でも最も興味深い話があった。
少女の祖母の家の犬について、「ワンちゃん(仮)(の魂)は祖母に会いたかったが祖母の年齢的に赤ちゃんとして産まれることは不可能だった。そこで神様の采配で祖母宅の近所の犬の子になり、祖母に出会うことができた」という発言をしたらしい。
そういうパターンもあるのか!
と驚いた反面、なぜかものすごくしっくり来てしまった。
犬、私の可愛い犬。
こたつの端でふんふん寝息をたてながら丸くなっている愛しい犬。
きみ、私に会うために柴犬になったんか?
魂レベルで私のそばに来てくれることを決めたんか?
と思うとめちゃくちゃ泣きそうになってきた。
なんか、そうだと嬉しいわ。
私も犬も家族も意味があって生まれたんや。
小さい生き物から大きい生き物、人間動物、この世の命はみんなはじまりは同じ魂、光の粒。
それってよく言う「いのちはみな平等」ってことだよなあ、まさしく。
ものすごくわかりやすく腑に落ちた。
生き物すべてに小さな光の粒が目に見える気がした。

胎内記憶の賛否は別として、大事なことを考える時間をくれたことに感謝している。
しばらく忘れられないな、たぶん。

今日は節分なので夕方犬と豆まきしました。
夕食は母がつくってくれたいわしのつみれ汁でした。
世界一ラブリーな鬼。
来年もやろうね!

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