推すことの実情

新しく好きなものができて夢中になっていると、「前にハマってたあれはもういいの?」「飽きっぽいね」と言われることがあって、たしかに「今いちばんアツいもの」としては過去と現時点では違うけど、飽きたとかじゃないんだよなあと心の中で反論したくなる。

この思いはずっと前からあったんだけど、言葉にするならどういうものになるかなと考えてみて、なんとなく近い形が浮かんできたので誰かに話したくなった。

「あれ…?好きかも」と思い始めて、少し掘って、好きを自覚して、すごい熱量と猛スピードで沼を突き進むのがだいたいのパターンだとして。
一般的に、対象には過去・現在・未来があるもの。
好きになった瞬間、対象はどんな活動状況なのか、リアルタイムで視聴できるメディアは何か、フォローすべき垢は(現在)
ではその対象はどのようなルーツがあってどんな道を歩んできたのか、関係がある人物は誰か、ここまでどんな出来事があったのか、周囲はどう受け止めてきたのか、古参の雰囲気は(過去)
これから先発表されている活動予定は、その規模は、自分がすべきことは(未来)

合間合間で出てくる神のような画像を保存したりなど忙しくしながらこれらをこなして、とりあえず満足いくまで把握したかな、と思えてやっとひと息つく。
そのあと冷めるわけじゃないのよ。
ただ平熱のオタクになるだけ。
対象との向き合い方を見出して、自分の体の一部として、ふさわしい場所に落ち着ける。
好きなもの、大事なものとしてちゃんと自分の中に居場所をつくる。
そうやって好きなものを増やしているだけ。
たまには「もういいかなー」と思ってあまり執着しなくなるものもあるけど。それは確かだけど。

新しく好きなものができたからといって前の対象を好きじゃなくなったと思われるのは心外なんだよなあ。

好きの熱量はな、無限なんだよ…!
自分さえその気になれば体の中に好きなものをたくさん存在させて、たくさんのものに愛を注げるようになるんだよ!!!
その容量に制限なんてないから!!!

今私は好きな人を全力で推せて、その推しから充分すぎるほどの供給を受けられて、とても幸せを実感している。
ありがたいなあと思うよ。
気が多いミーハーなオタクだけど、その分感じられる幸せが多いということで、良しとしてほしい。
(もちろん幸せだけではないけどね。)
(大きな喜びがあればその分大きな悲しみもあるよね。)
(いっそのこと推さなければこんな思いすることなかったのに…と思うこともあるかもしれないけど、それさえ推しと共に感じられるなら幸せなことだと思います。)


うん、こういうことかな。
批判してくる他人に直接こう返すことはできないけど、今のところこれが私の気持ち。


なんとここまででぴったり1113文字でした。
記念すべき1113。
特別な数字1113。
木村くん今年もお誕生日おめでとう!!!!
もう何年間もずっと私の一部。
変わらず愛しているよ。

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