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【481/1096】夢で会う

正月元旦から
毎日何かしらの夢を見ている
初夢がどんなだったか
覚えてはいない
たしか縁起物は出てこなかった
いつもより長く眠れるから
毎日夢を見てるのかな

先日はきみの夢を見た
久しぶりだった
きみに会うことが自然で
夢だと思わなかった
目が覚めても
あれは夢だったんだと
落胆しないくらい自然だった
そうか 夢だったんだと
反芻して思い返したはずの
鮮明だった夢の内容を
しばらくしたら忘れる
あれ?どんな夢だった?
なんで忘れちゃうんだろう
なにか食べていた気がするけれど
定かでない
きみの顔はおぼろげに
思い浮かんだ
あれは何歳くらいだろうか

もういない
2度目の正月
夢で会えたことに対して
なにも思えなかった
嬉しくも悲しくもない
いない人

下の子の年齢もふたつ上がる
きみとの差が縮まっていく
そのうち
同じになり超えていく
なにを思えばいいのやら

人の死は衝撃
なにかを奪うし失う
それだけはわかった

今日もありがとう
残された者の日々