【639/1096】親の責任③
寝覚めの思い出しが続いている
あれもこれも
兆しでありサインだったのに
年ごろすぎた子どもについて
なんでも知っておくなんてことは
無理なことはわかっている
けれど
と たらればが頭から離れない
これは遺族の方がはまる
沼地なんだろう
沼にいることで 赦されるような
そんな気持ちもあるように思うし
沼にいることで 実感から
遠のいていられるようにも思う
沼地から出るには諦めが必要だ
仕方なかった
止められなかった
その時の精一杯だった
どうしようもないことを
どうしようもなかったと
諦めて 明らかに見るしかない
諦めることを何度も繰り返している
仕方なかった
仕方なかった
仕方なかった
でも とまた思いを巡らす
いろんな見方 考え方をして
なんとか切り離してみても
変わらないものがあって
解決し得ないことを
解決しないんだと理解すること
そこにとても時間がかかる
時間をかけても変わらないかもしれない
重めの心持ちに引っ張られる
いまはリカバリーするまでの時間は
わりと短くなったけれど
ダメージは残るし
自分への問いはまだ続く
どうしようもないこと
どうしようもないんだと自覚して
今日を過ごす
今日もありがとう
残された者の日々