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【623/1096】へこたれない力

へこたれない力
へこたれないって
久しぶりに耳にする
へこたれないの反対は
へこたれる?になるのだろうか
不思議なニュアンスの日本語

褒められた子どもと
褒められなかった子ども
厳しくされた子どもなどなど
大人になったときに
へこたれない力がつくのは
どんな子なのか?
という記事を読んだ

わたしは褒められて育っていない
大人になった今でさえ
自分の喜ばしいことを親は褒めない
こんな状況なのに
よく頑張ったねとか
そういう労い ないんだよなー
不思議すぎる関係性
それに対して傷つかない訳ではないが
長年そうだったもので
そんなもんだよなー
と思うくらいにしている
人は今さら変われないからね
期待もしていない

先の話
結果としては
褒められ 且つ厳しくされたものが
へこたれない力が1番育ったらしい
(どこでどう調べたのかは謎)
褒められず厳しく育てられた子は
へこたれない力が
1番育ちにくかったようだ
自己肯定感ってやつ?
想像通り と言えばそう

わたしは周りの人と比べて
へこたれない力がある気がしていた
褒められてないのになー
と思っていたけれど
親以外には褒めてもらうこともあったし
厳しい局面も体験している
てかほとんどの人はそうでないか?
というツッコミはひかえて
自分はそうだなぁと当てはめてみた

息子は褒めてもらうことが少なかった
家族以外からがより少なかっただろう
いいところは褒めたし
伸びるような環境になることを望んだ
自分の親のように
褒めない子育てをしたくなかった

きみのへこたれない力が
なかったとは思えない
けれどどこかで心折れたんだろう
絶望したんだろう
そんな力あったとて
超えられないものがあったんだろう

わたしは持ち前のへこたれない力で
今もなんとか生きている

他人からの差別的なこと
噂や陰口など
目の前で
見聞きしたことはないけど
存在しているだろう

先の親は きみの消えたあと
わたしにひどいこと言っていたな
夫にも言っていた
どんな親だよ?って感じだけど
悲しみと憤りを自分の中に
留めておけない人間なんだろう
弱い と簡単に分類したくないけど
弱さ ゆえの発言

しかしながら
こちらの方は弱るどころか
死が目前 死と生の狭間の死寄り
そんな人たちに
よくそんなことばを投げられたなー

あのとき無だった自分を思いながら
悲惨な情景を思い起こす
夫はわたしの親不信に陥って
しばらく いや 今も
苦しんでいる

自分の弱さを自覚せず
より弱き者へ剛速球 矢を放つ人
とんでもないことが起きると
いろんな反応が起こる
窮地のとき その人の人間性が出る
とか言うもんね
夫はわたしを責めたことはない
充分すぎるほどやってきた
それを一番近くで見てきたと
そう言っていた
慰めでなく 本心
無であったわたしに
そのことばの大切さが届いたのは
つい最近である
いいやつだなと思った
窮地のときも目を背けず逃げない
夫は自身の苦しみに対しても
包み隠さず対峙していた
よく生きているな そう思う
みな よく苦しんでいる

自分に非がない遺族は
ほとんどいないだろう
それぞれが覆せず戻れない過ち
と思っているものを抱えて
今日も前を向いている
わたしは誰のことも責めない
あ 
自分のことは自分で散々責めた
今後も責めることはあるだろうけど
それだけがすべてではない
そう信じて進んでいこう
へこたれない
へこたれている場合ではない

今日もありがとう
残された者の日々