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【566/1096】母とのこと③

母とのことを書いて
すこしすっきりとした
恨んでるわけではないけれど
もやもやとした気持ちが
ちりちりと積もり
だんだんと重みをおびて苦しかった
おろしたくてもおろせず
どうしたもんかと思っていた

会えば普通の親子
表面的にはそれなりの関係
それが良くないとも思うけど
もうどうしようもないし
心の通じる関係にするほどの
力は残っていない
波風立てず なんとか凌ぐ

残念な親子関係かもしれないね
けれど今は
もやもやが積もらないための
関係性がベスト

兄を含め 他の兄弟も 
実家にはほとんどいかない
息子なんてそんなもんだと
年輩の方は言うけれど
性別の問題じゃないよなーと
大人になって思う

会いたい人には
遠くても近くても
人は会いに行くものだ
友だちにしても 推しにしたって
会いたいから行くんだ

そこにいる自分が好きかどうか
それで判断するといいらしい
わたしはあまり好きではない
元気なときじゃないと無理だなあ

親なんだから大事にしたい
大事にしたいからの距離感は
もっと大事だと思う
わかってよかった

大切な人を喪うと
自分がごっそりなくなる
なにが大切でなにをどうしたいのか
わからなくなる
ちらばったピースを集めて眺めても
それがこれからもいるものなのか
わからない
途方に暮れる
気力も体力もなく
ただ日々を倒れずに生きてこられて
よくやってきたなとも思う

自分にとって大切なこと
大事だったものをまた
紡ぎなおせるような気もする
少しずつ回復している部分があり
自分の人生をまたはじめられる
そういう時期が近づいている
あと少しでまた節目
この時期はきっと
毎年つらいのだろうな

いつもありがとう
残された者の日々