見出し画像

『肩書き』に騙されるな!

最近、肩書きに騙されたので、注意喚起も兼ねて書いていきます。
先日、動画の編集をある方に依頼しました。急遽動画を編集しないといけなくなり、いつも頼んでいる人では間に合わなかったので、知り合いに紹介してもらいました。
肩書きは「動画クリエイター」で社長という立場で会社も持っています。
動画も見せてもらって、基本的な事が出来る事は分かったので、仕事を依頼したのですが、そこからが大変でした。

素人とプロの違い

「動画クリエイター」さんは、動画の編集は出来るが、全く上手ではありません。テロップを入れるだけで良かったのですが、それすらもボロボロです。誤字脱字などのミスが多発しました。

そして、動画編集以外は何も知りません。動画素材の読み込み方法、テロップミスのチェック、動画の書き出し方法、YouTubeなどのプラットフォームの使い方など、全て私の方が詳しかったので、教えてあげないといけない状況になりました。
また、テロップにもセンスがありません。理由は、芸能界に関しての知識がないので、そういった用語を一般の方にも分かるような言葉に変換する事が出来ないからです。

私たちが「言葉」を発信する際は、誰でも分かる言葉に変換をします。そのまま、発信してしまうと伝わらないワードや誤解を招く可能性があるため、変換作業を行ないます。日常当たり前に行なっていたので、これをやっている感覚はありませんでした。
こういった事は業界で働いている方に仕事を依頼すれば、絶対に起こりません。この業界では、基礎から学んでステップアップをしないと生き残れない世界だから、初歩的な事を知らない人は私の周りには誰1人もいませんでした。

自称「動画クリエイター」さんは今後どうするべきか?

社会の流れを考えると、動画編集の仕事は今後も増えていくと思います。機材やソフトの進歩によって、動画編集が出来る人も、どんどん増えていくと思います。
そうなっていくと、実力がない人は淘汰されていって仕事は減って行きます。勿論、私もこの人に今後頼むのは辞めようと思っています。
「動画クリエイター」と名乗るのであれば、もっとスキルをあげないといけません。もっと知識も入れないといけません。今のままのレベルで仕事をしていたら、自称「動画クリエイター」さんに仕事をお願いする人は居なくなっていきます。
もっと言うと、動画編集を仕事にしているのであれば、もっと上の世界を見たいと思うべきです。その為に、圧倒的な努力をするべきだと思います。

もし動画編集を頼む人を探してる方は、肩書きや何を作っているかだけに惑わされてはいけません。「本物の仕事をしているか」を見極める必要があります。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?