記事に「#ネタバレ」タグがついています
記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
見出し画像

レオリオとクラピカってそれぞれ良い友人だなって思った話

どうも、流-ながる-です。
漫画にはいろいろな友人関係が出てきます。少年少女たちの理想というのか、漫画っていろいろな友情の形が描かれていて、それにじーんと感動するのが好きです。フィクションだからこそってところが好みなんですよね。
そこまで漫画をたくさん読んでいるわけじゃないんですけど、『HUNTER×HUNTER』の友人関係でこの二人、友人としてバランス良いんだなと感心した話です。一読者の感想文なので「ふーん」って感じで読んで頂ければと思います。
※『HUNTER×HUNTER』知っているよ!という方向けの話になります。これから読むかも、読もうと思っていらっしゃる方は原作を楽しんでくださいね。

レオリオ好きから見た彼の欠点

子どもの頃からレオリオがお気に入りでした。もう感覚的に「なんか好き」と思うキャラクターの一人です。スーツ姿に長身でめちゃ大人っぽい見た目なんだけど、どこか身近に感じられるというか。何より彼が夢について語った場面で「いいな」となりました。
そんな、レオリオが好きな自分にとって、彼の欠点だと思うものがひとつあります。

「意外とお人好しな面が危なっかしいな、この人」

彼の夢については素晴らしいんだけど、人に根本的に優しい人間だからこそ、「変な人に騙されないかな」という心配が出てくるんですよね。その理想が危ういというか。実際に彼が騙されている場面ってのがあるわけですし。
そこでクラピカなんですよね。クラピカってレオリオとは逆で人を慎重に見るよなって、レオリオにはない視点を持っているなと思っています。
レオリオに対して勝手に過保護な思考を持ってしまった自分の中で、お人好しなレオリオが存分にやりたいことをやり、そんなレオリオに近づいてくる一部の悪意を持った人にNO!を突きつけるクラピカという図が出来上がりました。

「いや〜クラピカ、今ものすごく大変で自身の目標達成まで険しいでしょうけど、それが終わったらレオリオの夢を叶えるために助けてくれないかなぁ」

自分の勝手な感想なんですが、レオリオがハンター試験後、夢に向かって踏み出せたのは、クラピカがハンター試験で助けてくれたからというレオリオ好き読者としての恩義を勝手に感じています。
そのうえでさらに勝手な願いというか、仮にレオリオが語った夢を実現しようとなった時、やっぱりそれ(良心)につけこむ人間がいそうというのもあって、クラピカがそういう人たちをなんとかしてくれないかなって思っちゃうのです。

レオリオはクラピカの欠点を補えると思っている

クラピカは逆に初対面の人に対してはとても警戒心が強いなと。そうなると機会損失もしているのかもって思います。レオリオと出会った時だって、レオリオが照れ臭いのかなんなのかわからないですけど、実はピュアなところあるくせに隠しちゃって悪ぶっている感出しているところがありました。それを間に受けたクラピカがそれに反応して、喧嘩したみたいな部分もあるかもなんて思います。喧嘩がおさまり互いの失言を撤回し和解したとはいえ、もしそこで「じゃ」と別れていたら友人とはなれなかった。そこから同行することで、友人関係が築けたんじゃないのって。お互いをもう少し知ることができたから

レオリオの良さについて読者の自分が知ることができたのは、クラピカがレオリオについて根掘り葉掘りしたからだと思っています。そうして彼らは互いの本質を知り、友となれたんだってね。

これはうまくいったケースで警戒心が強いなら、本当は良い人なのに悪い人のふりをしているっていうタイプとはなかなか親しくなれないし、そうなるのに時間がかかるな、なんて思う。レオリオがその点補えるんじゃないのって。

  • レオリオ
    お人好しなところを見抜かれ、近づいてくる悪意ある人間を警戒心が強いクラピカが察知して排除できる

  • クラピカ
    警戒心が強すぎるがために他の人とのコミュニケーションが滞るのをレオリオがうまく間を繋いでくれる

あるある、そういう場面って思った方いらっしゃるでしょうか。だったら嬉しいです。

ここまでお付き合いいただきありがとうございました。

クラピカの人間関係の築き方について書いた記事を下においておきます。ほぼ同時期に書いた兄弟記事みたいなものです。



いただきましたサポートは、大切に資料費などに使わせていただきます。