【音楽雑記#79】a flood of circle(佐々木亮介)
年末だからなのか「懐かしい」と思うような方からの連絡が相次いだり、飲みに行けたり、年末忘年会が開かれたりする。昨年はそんな雰囲気でもなかったことから、なんだかこういうノリは本当に久しぶり、という感覚が強い。
「懐かしさ」という感情は誰もが好きな感情の一つだろう。自分も思い切り数年駆け抜けながら、都度「懐かしさ」を積み重ねるように生きてきた。多分、もうそのスタンスは変わらないのだろう。節目毎でしっかり悩んで、後悔ないように、決めたら振り返らず、その道を全力で進み続けるのだ。
30も過ぎてしっかりと「懐かしさ」を噛み締められる経験と、それを一緒に噛み締められる友人と年末集まりながら話せる関係性があって「懐かしさ」を感じられるぐらい、長く続けてきた趣味もあって良かったなと思う。
また、数年後振り返っても「良かったなあ」と振り返られるような、面白い状況にもなってきているので、これからも全力で走っていきたい。
▼思い出
大学を卒業し、仕事にコミットして数年。世間のことを何も知らなかった自分がちょっと世の中わかった気になって来た頃、a flood of circleに出会った。ちょっとスレてきていて、音楽に逃げ場を作っていた頃、逃げずにまっすぐに音楽とぶつかっている熱いバンドに出会えた。懐かしさも、新しさも、エモさも、全てが詰め込まれたサウンドで、一瞬にして虜になった。人生は出会うべきタイミングに出会うべき人と出会えるように出来ている、というのをアニメや小説が大好きな自分は、頭では理解していたが、自分のような人生でも起きるのだな、と強く感じだものだ。
当時の気持ちが、ほんとこの歌詞のまんまだったな。懐かしい。
▼今、ライブで聞きたい曲
当時、ライブで初めて聞いて泣かされた曲だった。数多くライブに行ってきたが、好きになりたてで、ライブで泣かされたのは数少ない。どんな風に生きてきて、どんな風に過ごしていたら、こんな真っ直ぐな言葉を発せられるんだろう?めっちゃ売れる売れないとかじゃない、かっこいい音楽の姿勢を貫いている素敵なバンドだ。これからも応援していきたいし、応援されるのだろうな。
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