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【音楽雑記#73】忘れらんねえよ

久しぶりに朝から一人で動き回った一日が終わった。忘れられない1日になったが、忘れないように、未来のために備忘として記載しておこう。

午前中はちょうど自分が転職するタイミングで店がオープンした、ご縁を感じている革モノ屋さんのポップアップへ。もう知ってから3年になる。身の回りの革製品は全てこの会社のもので固められ、今後も増えていくだろう。毎年、記念に何かしら革製品が増えていくのが嬉しい。また、前田さんが書く文章が大好きで、書籍もいつも購入させてもらっている。強面なのに、書き口は柔らかくて好きだ。

街歩きを楽しみつつ次の場所へ向かう途中、フラっと立ち寄った定食屋が空いていて、かつ、コスパが良く最高だった。下調べして、人気店に並ぶのも友人と一緒だと楽しいけど、一人で街歩きする時はこの体験に限る。ビルの上の方に入っていたり、わりと汚い雑居ビルに入っていて、お金にシビアそうな雰囲気があることが外せない条件だが、ばっちり満たしており、最高だった。あとでGooglemap見たら高評価だった。一方、食べログは低評価。改めて最近の飲食店の探し方について学んだ気もした。

帰り際に見ることが出来たイラスト

そして、目当ての庵野秀明展へ。先週のバンクシー展に続いて会期ギリギリ滑り込みとなったが、自分の歴史も辿れる貴重な展示であった。バンクシーは自分の成長とリンクしていないため「アート」として楽しむ展示となったが、庵野秀明の場合は出会いが彼氏彼女の事情(1998)なので、もう20年以上、人生を共にしている存在であり、庵野秀明という存在をキッカケに見たアニメ作品は数知れず、自分をオタクに育て上げてくれた張本人でもあり、まだ振り返るには早いけど、一部懐かしみながら展示を見ることが出来た。

また、幼少期の庵野秀明についてはあまり詳しく調べたことがなかったが、初期の頃の作品を余すこと無く動画で公開しているのは素晴らしかった!アマチュア時代からしっかりと今の作品にも受け継がれている作画表現が存在しており、一本筋のようなものも感じた。幼少期の頃にハマった作品の展示は、さながらおもちゃ博物館に来ているような雰囲気で、小さい子供も楽しめたのだろう。たまたま隣に出会した小学生の男の子が「今の綾波と違う!!!」と、初期案の綾波を見て叫んでいた。

確かに違う。よく気付いたな。

きっと、少年は将来立派なオタクとなり、自分の成長をもう続編が公開されることがないエヴァに重ねるのだろう。その頃、既に10年ほど前に大団円を迎えた作品を、改めて大人になったとき見て、何を感じるのだろうか。自分は「新劇」と共に大人になれた。「エヴァ」は「エヴァ」を超える新しい作品が日本のアニメ業界にないことから、再構築された。果たして、今後の10年、そんな新しい作品が世に生まれるのだろうか。そういう意味でも、今後の活躍が楽しみである。

その後も街歩きを楽しみつつ、アルカラの20周年記念ライブに行ってきた。

控えめに言って、最高のセトリだった・・・

ファンの投票で順番すら決まったセトリは自分が投票した「秘密基地」もしっかり入っていて、ライブ初公開の曲も多く、新鮮な気持ちで見ることが出来た。これからもどんな景色を見せてくれるか楽しみです。

▼思い出

忘れられない1日になったが「忘れらんねえよ」を最後に取り上げたい。

「バンド名」が面白いバンドが2010年代は増えた気がするが、その走りだったのがこのバンドだと思う。サラリーマン6年目から「バンドやろう!」と思い立ってロック界に殴り込んだストーリーも超好きだし、泥臭い、コロナ前だから許されていたライブパフォーマンスも魅力的だった。

撮影風景を想像して、本当に好きでやっているんだろうなあ、とほっこりする。最近、メンバーも脱退してソロプロジェクトとなっているが、どんな雰囲気なんだろうか。来年は忘れらんねえよのライブにも行こう。

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