見出し画像

【週末雑記#31】何度も気持ちを入れ替えて

朝、ランニングしていると夏らしい光景が目について思わず写真を撮った。近所の「子ども祭り」で、大人は子どもと一緒にしか参加できないようだ。残念。でも、白川に金魚が放流されていて、みんな夢中になっていて、見ているだけで、とても楽しい夏らしい気持ちになった。

子ども向けのイベントだけでなく、マニアな大人向けのイベントも近所で開催されているので、これから見に行く。10周年、久しぶりの有観客ということで気合も入っていそうだ。京都大作戦もちょうど10周年のタイミングで訪れたが、相変わらず引きが良い。

そういえば、こんな展示もあるんだった。世界中からすごいな。わくわくする。


先日、祇園祭も終わり、ほっと一息ついている舞妓さんと祇園のBARで出会い、酒席を共にすることができた。この道を志した等身大のストーリーを聞くことで、なんだか当たり前だけど、ふと覗き込めばすぐそこにある世界なんだなと思った。遠い世界のことだと思っていたけど、案外身近で、人々の営みがそこにある。16歳から志し、最初は反対していた両親も応援してくれるようになり、コロナにも負けずにブレずに続けて、まだまだ駆け出し、人気も出てきてこれから、というところだそうだ。推しが見つかって良かった。

さて、自分はどうだろうか。社会人になってから、何度も気持ちを入れ替えてきた。何かが変わるたび、ギアも上げてきた。気持ちを入れ替え、ギアを上げ、何がスタートで本心だったかも忘れそうになる。よく覚えていない。多分、入れ替えて、変わるたびに、多分、大事にしなくちゃいけなかったことも忘れている可能性もある。そんな不器用な感じだから、当時のピュアな気持ちを思い出すためにも、昔ハマっていたアニメの続編を見に行った。

アニメの本編がやっていたときは、最初の就活を終えた時だったろうか。「何者にもなれない」と言われて「そりゃそうだろうな」としっくり来たのを覚えている。なんともふざけた、気の抜けた大学生だったように思う。何者かになるために頑張っている眩しい人たちが好きでよくつるんでいたけど、自分は何者にもなろうとしていなかった。諦めていたと思う。多分そこそこ器用な人間なので、卒なく就職先を決めたけど、別に何者になれたわけでもなかった。ただ、就職先が決まっただけの大学生だった。

で、今回は「何者かになれる」でアニメが終わった。10年くらい働いてきて、そこそこ貯金も溜まった。周りから見たらおっさんだ。「お子さんはいるんでしたっけ?」なんて、聞かれることも増えた。

どうなんだろう。気持ちを入れ替えて、ギアを上げて、ここまで走ってきて。ちょうど2年前の日記のページに「積み上げにも喜びを」「損得勘定を見直す」という2つのメモが書かれていた。なぜこの話になったのか、文脈を全く覚えていないが、多分、なんか悩んでいたんだろう。いや、いまも同じことで悩んでいるのか?この夏の宿題がまた一つ増えただけだった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?